<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?><rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#" xmlns="http://purl.org/rss/1.0/" 
			xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/" 
			xmlns:cc="http://web.resource.org/cc/" xml:lang="ja">
<channel rdf:about="http://sekigann.blog50.fc2.com/?xml">
<title>空</title>
<link>http://sekigann.blog50.fc2.com/</link>
<description>小説読んでね＞＜</description>
<dc:language>ja</dc:language>
<items>
<rdf:Seq>
<rdf:li rdf:resource="http://sekigann.blog50.fc2.com/blog-entry-10.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://sekigann.blog50.fc2.com/blog-entry-9.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://sekigann.blog50.fc2.com/blog-entry-4.html" />
</rdf:Seq>
</items>
</channel>
<item rdf:about="http://sekigann.blog50.fc2.com/blog-entry-10.html">
<link>http://sekigann.blog50.fc2.com/blog-entry-10.html</link>
<title>コウシン</title>
<description> 
 </description>
<content:encoded>
<![CDATA[  ]]>
</content:encoded>
<dc:subject>小説</dc:subject>
<dc:date>2009-06-09T19:19:27+09:00</dc:date>
<dc:creator>daosuzu</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
</item>
<item rdf:about="http://sekigann.blog50.fc2.com/blog-entry-9.html">
<link>http://sekigann.blog50.fc2.com/blog-entry-9.html</link>
<title>君がいて僕がいて</title>
<description> 　俺は毎日が辛くて涙が止まらなくて、自分の将来がどうなるかわからなくて辛い……　なんで、世界がこんなに俺を迫害するんだ。　高校中退して以来ずっとこの部屋に住み続けている。もう三年はこの部屋からまともに出たことなんてない。　要するに俺は引きこもりだ。　　　　　　　　　　　　　＊携帯電話の目覚ましのメロディがある部屋に鳴り響いた。　その部屋の主はすぐさまベッドから起き上がり目覚ましを切った。　彼は目覚ま
 </description>
<content:encoded>
<![CDATA[ 　俺は毎日が辛くて涙が止まらなくて、自分の将来がどうなるかわからなくて辛い……<br /><br />　なんで、世界がこんなに俺を迫害するんだ。<br /><br />　高校中退して以来ずっとこの部屋に住み続けている。もう三年はこの部屋からまともに出たことなんてない。<br /><br />　要するに俺は引きこもりだ。<br /><br />　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />携帯電話の目覚ましのメロディがある部屋に鳴り響いた。<br /><br />　その部屋の主はすぐさまベッドから起き上がり目覚ましを切った。<br /><br />　彼は目覚まし時計を切りあたりを見回すと少し困惑したような様子を見せたが、数秒の後に何かを納得したように頷いた。<br /><br />　恐らくは彼の周囲にはベッドとその他の２つに分類できるものしかなかった事が原因だろう、その他というのは梱包されて乱雑に置かれている荷物。<br /><br />　歩くのが億劫になるほどに配置されているそれは、彼が引っ越してきてからまともに片付けてないことを表してる。<br /><br />　困惑したように見えたのはおそらく見慣れない風景に驚いただけなのだろう。<br /><br />　だからこそ彼は今現在、梱包されたものをあけて整理をしている。<br /><br />　その過程でカレンダーを見つけた、もう十一月になったのに気づいた。耳にボヤボヤ聞こえてくるアニソンを聞きながら。<br /><br />「もうこんな時間か、朝か寝よ」<br /><br />　しかし俺は日にちなんか気にせずまた寝ることを決意して寝る事にした。一時間たったその時、玄関のベルがピンポーンと音が聞こえてくる。<br /><br />「くそう誰だッ！？　俺の眠りを妨げるのは……」<br /><br />　扉を開けると三十後半くらいのおばさんが立っている。<br /><br />「あのうこういうものなんですが」<br /><br />　さり気無く名刺を差し出された。<br /><br />「咲アニメーション学院」<br /><br />「どうですか？　入学しませんか」<br /><br />　なんだこのおばさん。<br /><br />「いや……いいです、興味ありませんので」<br /><br />「どうせ暇なんでしょ！？　あなた引きこもり何でしょう」<br /><br />　何突然こいつ言ってるんだよ。<br /><br />「違うッ　！？　いつも家で寝てご飯食って寝てそんなことしてない、そんなまさか引きこもり見たいな世間のゴミ見たいな……そんなことしてるわけあるはずないじゃないですか」<br /><br />　本当はもう三年近くもまともに人と喋ってなかったから俺はまして引きこもりなんだぞ、世間から隔離されてたんだ。会話能力が落ちていてもおかしくね～だろ。<br /><br />何変人見るような眼で見てんだよ、おばさんが一歩後ずさりしていた。<br /><br />なんだババ～が、俺に喧嘩売ってるのか！？　お前が勧誘してきたんだろ。<br /><br />「すいませんね～また来ますから。おほほ」<br /><br />小走りで逃げて行った、クソなんだよ。あのおばあさんは俺を挑発してるのか。<br /><br />俺は布団に戻ろうとしたその時、「ピンポーン～ピンポーン～」とベルが響き始めた。<br /><br />　なんだ～また、勧誘か今すぐ撲滅してやる。人を小馬鹿にする奴は正義の制裁を与えてやるぜ。<br /><br />「ドシドシ」と足を鳴らしながら、不気味な笑顔を浮かべながら俺はドアの前までやって来た。「撲滅あるのみ」<br /><br />　築三十年も立とうとかというドアを思いっきり開けた。<br /><br />「ドス」大きな音を立て人が倒れた<br /><br />「へへわかったか。引きこもりをからかうからだ」<br /><br />「いてて……なんだ」<br /><br />「ああ……先輩ッ？　高木先輩！！　何やってるんですか」<br /><br />「おッ！？　内海じゃないか」<br /><br />「どうしたんですか？　久しぶりですね。」<br /><br />「今日引っ越してきたんだよ、そんであいさつ回りしてたところなんだが……しかし、何が正義の制裁与えてやるだ？　――なあ内海君。」<br /><br />「ハハハ。いや……違うんですよ。今さっきまで勧誘がきていて咲アニメーション学院というところから」<br /><br />「あの今さっきの階段下りて行ったおばさんか」<br /><br />「はい。それが……あの俺引きこもりになんですよ、それで、今さっきのおばさんがちょっと」<br /><br />「そうか、確かお前高校中退したんだったな、あれからお前上京したって聞いたがまさか、お前あれから引きこもりになってたのか」<br /><br />「はい。まあいいじゃないっすか、久しぶりに会ったんですからちょうどビール買い置きしてたんでいっぱいあるんで飲みましょうよ、昼間ですけど」<br /><br />「おういいね～飲むか！」<br /><br />「汚い部屋だな。なんだこれ何でこんな黒いんだ。絵具より黒いって何だよッ！？　お前何者、どうやって生産したんだ」<br /><br />　どよめいた空気の中、俺の顔を見てくる先輩は気分を悪くしたんだろうと俺はわかった。<br />そうだここはノリで乗り越えたらなんとかなる。<br /><br />「へへへ！　簡単ですよ」<br /><br />　気持ち悪い笑顔で俺は微笑んでいた。<br /><br />「わかった、もういいから飲もうぜ」<br /><br />「本当にいいんですか」<br /><br />　せっかく教えてあげようと思ったのに。<br /><br />「ビールどこだ」<br /><br />　無視かよ。<br /><br />「押し入れの中にありますよ」<br /><br />「冷蔵庫の中に入れてないのか」<br /><br />「大丈夫ですよ！　腐るわけないし、電気代もったいないし」<br /><br />「それはいいんだが、冷えてないのかよ」<br /><br />「タダで飲めるだけ感謝して下さいよ。こっちは引きこもりですよ、ただでさえ金ないんすから」<br /><br />俺たちは何時間か飲み続け顔を真っ赤にして、ふらふらの勢いよく脚を立たせ「先輩花火しないですか」と言った。<br /><br />「お前今何月か分かってるか」<br /><br />「はい、十一月です」<br /><br />「そんな勢いよく十一月ですって言われてもなあ」<br /><br />「十一月だから出来ないって言うんですか」<br /><br />「まあ、そう言うことだな」<br /><br />「最初から出来ないって思うから出来ないんですよ」<br /><br />「やりたいならやってもいいが」<br /><br />「やった」<br /><br />「お前酔いすぎだろ。そうだ花火はあるのか」<br /><br />「大丈夫です。二年前買ったのがあるんで」<br /><br />「それ使えるのかよ」<br /><br />「大丈夫です。花火師による解説本によれば」<br /><br />「お前の部屋何でもあるな」<br /><br />「そんなことないっすよ」<br /><br />俺は押し入れからサングラスと銀色の防火服を出してきた。<br /><br />「内海お前なんで防火服があるんだ。しかも、大山消防署って書いてるんだけどどこで手に入れた」<br /><br />「秘密です」<br /><br />「そうか、お前が何してようが俺には関係ないかもしれないが、一つ言っておくが捕まるなよ」<br /><br />「俺泥棒なんかしてないですよ。そんな事言ってる暇あるなら早く来てくれませんか」<br /><br />「わかった、わかった、これでいいか」<br /><br />「なかなか似合ってますよ」<br /><br />俺達は鏡を見て気持ち悪く見えた。銀色に輝く服そして、黒いサングラス、Ｂ級映画や売れない演劇でもこんなに怪しさあふれだす衣装はないだろう。<br />しかし、俺たちはそんな事を、気にせずなかなか発火しない湿ったロケット花火で撃ち合いを始めた。一時間雪が降る中打ち続けた。次第に手の感覚がなくなり、そのまま決着はつかなく部屋に戻ることにした。<br />そして、俺たちはなんだかんだしてる内に、夜中になっていて部屋の中に転がっていた。久しぶりに他人を自分の部屋に入れた。<br />いつもより部屋は汚く見え自分の中に虚しさが残る。なぜ？　なんで？　苦しくなる……初めて来たときはこんなんじゃなかったのに、今でも昨日のことの用に覚えている。　　　　　　　　<br />初めてこのアパートに来た時の部屋は何も無くて真っ白だった。<br />自分も新しくスタート出来る思って、俺はその時この部屋が美しく思えたのに今では自分の心と一緒、部屋は散乱し心が乱れているかのように表現されている。<br />　虚しいよ。俺はいつからこんな腐ってしまったんだろう。<br />　悩んでも仕方がない寝よう明日の俺に任すよ。明日の俺頼むぞ、明日の俺……<br />　深い深い眠りに俺は招かられるように連れて行かれた。<br /><br />「うう～ん」<br /><br />「起きたか」<br /><br />「先輩」<br /><br />「俺今日大学あるから、行くは酒ありがとうな」<br /><br />「いってらしゃい」<br /><br />　ドアが閉まる音が聞こえた。<br /><br />「寝るか」<br /><br />　いや駄目だ。昨日悔しかったろ立ち上がれ俺。<br /><br />「そうだよ、金もないバイト始めよう」<br /><br />　外に出るのは苦手だがすぐ目の前にあるバイトを募集している本屋があるじゃないか、あまり人もいないしおじいさんしか店員いないしいける俺でもいける。いけるぞ俺～～～。<br />　よし着替えるか。<br />　よしこれなら引きこもりらしくないな、何度も鏡で確かめ見るがどこから見ても青年だ本当に純粋な若者にしか見えない……いや見えるよな。<br />まあいいここで考えていても意味がない。<br />　出るぞ俺、行くぞ俺この憎たらしいドアよ、開けドア、あかない！？　なぜだ、なぜ俺の手が開けようとしない……俺はこんなにも外に出るのが怖いのか目と鼻の先にある本屋なのに、昼間に出られないとは落ち着け大丈夫だ。目をつぶって手を回してドア開ければ……。<br />よし開いた行くぜダッシュだ走れ。<br /><br />「あれ、もしかして二〇一号室の内海さんじゃない」<br /><br />「うわぁぁ--------」<br /><br />　呼び止められビックリしてしまったがダサいと思ってしまうが、それより悔しいことがある。何時間もかけて出るタイミング人に合わない時間を計算もしたのにあってしまうとは不覚だ。<br /><br />「そんなに驚かなくてもいいじゃない、私一応管理になのにッ」<br />　<br />目 の前に立っていた少女はまだ十七～十八いや、十九かッ！？　ともかくかわいい子だった。身長は一六七～八だろうか、髪は長くて今時珍しい純粋の黒、まだあどけなさが残る顔は美人とい うよりはかわいい。だが、以前あった管理人はおばあさんだったはず若返ったのか？　まさかそんな非現実的なことがあるわけがない。<br />　こいつは何者なんだ？<br /><br />「うぅそをつくな、管理人さんはおばあさんだったはず」<br /><br />　頭の中に若干だが妄想がめぐりこいつは怪物もしくは幽霊なんて、少し非現実的の方向に妄想が……いや信じてないよ。まして怪物、幽霊がいるなんて……俺大人だし。<br /><br />「あなたは引きこもっていて知らないかもしれないけど亡くなったのよ、半年前に」<br /><br />　俺のくっだらない妄想がいっきに吹き飛んだ。そして次に俺は驚きが目の前に現れた。こいつ……何いってんだよ。管理人さんが死んだ？　何わけわからないこと言ってんの？<br /><br />「ありえない……俺は信じないぞ」<br /><br />　少女はすこし俺がどなってせいかビクリと体を震えさせた。しかし、目つきが鋭くなりアパートの廊下に険悪な空気を漂わせた。<br /><br />「あなたが、それほど頑固になってあの人が死んだことを認めない、その気持ちはうれしいけど、だけど亡くなった事実は変わらない」<br /><br />　俺は認められなかった。いや認められるがはずがなかったんだ。<br /><br />「なら証拠を見せろ」<br /><br />「いいわ、ついてきて」<br /><br />　連れて来られてきた場所は初めて今の部屋の鍵を受け取った場所、そして新しく自分を変えるんだと誓った場所、俺の悪夢のように引きこもりが始まった場所でもある管理人室だった。<br />　部屋はあまり自分の部屋と変わらない構造であった。しかし、女性らしい部屋、物はちゃんと片付いてる俺の部屋と正反対だった。<br /><br />「ほら、これがあなたが求めてた証拠よ」<br /><br />　彼女が指さした方向に仏壇があった。見たことがあるおばあさんの写真が立て掛けてあり俺の中にに悔しさが湧いてきた。<br /><br />「本当にこれが……あのやさしかった管理人さんなのか嘘だ……いや違うよ。だってそんな」<br /><br />　何て無様な姿になってしまったんだよ？　管理人さん、あんたはいつも優しく微笑んでいてくれたのに。<br /><br />「現実だから理解した」<br /><br />「管理人さんは、俺が最後あった時俺に言ってくれた。次、内海ちゃんが外に出てきた時は大好物のおはぎ作って待っていてくれると。あんなにやさしい人だったのに。君は、そんなにもあっけなく死んだなんて言えるんだ？　悲しくないのか」<br /><br />「私にとっても大切な人だったわ。そして、命の恩人よだけどねこの人は私を助けてくれた時に言ってくれたの、命を助けてあげたんだから私が死んだあと私の代わりにこのアパート守ってだから私はあなたみたいに逃げない」<br /><br />「何が言いたいんだ。俺がこのアパートに住む害虫で現実から逃げている人間だとでもいいたいのか」<br /><br />　また怒鳴ってしまった。しかし、今さっきと違い少女は俺を威嚇するような眼で見ている。息がしにくくなるほどに。<br /><br />「そうよ、だって本当じゃない私のおばあちゃんが亡くなったのも気づかずまともに部屋から出てこなかったじゃない。間抜けにもほどがあるは、挙句の果てにやっと出てきたと思ったら私にあった瞬間驚いて逃げようとして、そしておばちゃんが死んだこと も認めない。あなたのどこが逃げようとしてないの私に説明してよ。どこが逃げてないのねえ、いってみてよ教えてよ私に」<br /><br />俺の口は動かなかった図星だからそれもある。だが、俺の今まで生きてきたことがすべて否定された気もするからそして悔しかった俺自身が……<br />　俺は何も言えないまま部屋に戻る。<br />久しぶりに部屋から出たと思ったらこの有様だ。昔からそうだったな俺何事からも逃げてたな。<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br />　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />　中学生の頃だっただろうか、友達に嫌われるのがいやでよく作り笑顔を作ってた。親のことを馬鹿にされた時は、怒りたくなったが後に何されるか怖くて怖くて何も言わず笑って逃げていた。孤立するのは怖かった。<br />　だが、次第に表面上でしかかかわりを持たなかった。俺は毎日作り笑顔を作って適当に話しをしているのも次第にばれてしまい自分の手から何かが滑り落ちていくようになくなってしまった。<br />　友達も今まで築き上げてきた信頼もそして何より自分の心が壊れた。<br />高校は中学の奴がいない学校に入った。成績は割といい方であったのである程度の学校は選べた。<br />　高校に入りバスケットボール部に入ることになるとは思っていなかった。。<br />　入学式が終わり帰ろうかと思っていた。<br /><br />その時、「君なかなか身長高いね、バスケ部に入らないか」<br /><br />　変な勧誘より下手なしゃべり方で俺を入部を誘ってくる男がいて、身長が低く俺の首が下に傾かないとダメなほど身長が低かった。そのせいで、俺はやっと校門の前で声をかけられるのに気づいた。<br /><br />「俺はいいです、興味ないんで」<br /><br />　当然俺は断った。<br /><br />「いいから来い」<br /><br />　おいおいこいつ俺の話きいてんのかッ？　強引に手を引っ張られ体育館に連れてこられた。<br /><br />「いやだから」<br /><br />　手を握られ思いっきり体育館に連れ込まれた。熱気、汗、古さ色々な思いを感じる。この体育館何か俺を読んでる気がする。<br />一瞬俺はボーと立ち尽くしていた。<br /><br />「先輩俺入部してもいいかもしれないっす」<br /><br />「本当かッ！！　じゃこれにサインして」<br /><br />言われるままに俺は紙に名前を書いて先輩に渡した。<br /><br />「よしよし、じゃ明日からクラブ来てな」<br /><br />「俺クラブの服とか靴持ってないんですけど」<br /><br />「大丈夫俺のお古やるから」<br /><br />「えッ！？　いいんですか」<br /><br />「いいよ」<br /><br />　少しうれしかった、他の人からしたら何気ないことかもしれないが俺はうれしかったんだ。中学の時こんな風に接してくれる人なんかいなかったから。<br /><br />「おいおいどうしたんだ。泣くなよ」<br /><br />「なんか、うれしくて」<br /><br />　これが、初めて高木先輩に会った時の話だ。俺はバスケを辞める最後のまで最後まで気づかなかったが先輩は、バスケットボールをやっている人なら知っていると言うぐらい有名なプレイヤーだったらしい。<br />今になってはどうでもいい話だが。<br />その日から、一年が過ぎ中学の時みたいな事はなく順調に進んでいるように思えた。高校二年の時、県代表に選ばれるなどあり俺は人生最高の時期を迎えていた。しかし、それも長続きするわけもなく俺の悲劇がまた始まった……。<br /><br /><br />　バスケの公式試合が行われるため駅でメンバーを待っていた。。<br />太陽は眩しくまだ、誰もいない駅のホームは数分立つとせわしくなく学生やサラリーマンが現れ駅のホームは静寂を失いあわただしくなり駅員たちも動き始めた。<br /><br />後ろから「おい内海待ったか」と先輩が手を振りながらこちらに走ってきた。<br /><br />「言え待ってないです」<br /><br />「そうか。今日はあんま調子乗ってケガすんなよ」<br /><br />「わかってますって」<br /><br />　俺は正直油断していた。いつもと同じコートで走ってシュートするだけだと思っていたから……。<br />　今から試合を始めますと、言う審判の声が体育館に響く、最初の五分はいつもどおり順調に試合を行われたように見えた。<br />　試合は一刻一刻進み相手のチームとわずか二点差になっていた。チームメイトの叫んでいる声さ聞こえないくらいに焦っていた。<br /><br />「ルーズだ、拾え」<br /><br />　とっさに気づきボールに飛びかかるがボールはすでにコートの外だった。俺がもっと早くに気づいていたら余裕で取れていたのに。<br /><br />「クソ何が何でも拾ってやる」<br /><br />　その、無茶なプレイが災いを招く何て、俺は飛び込んだ時に思いっきり足の膝をを強打してしまった。<br />　激しい痛みが俺の中に走った。その場で、立てなくうずくまるようにコートに倒れこんだ。<br /><br />「痛い、なんだよ足が痛いよ」<br /><br />　俺はもだえ苦しむように叫んだ。頭は真っ白でただ、叫ぶことしかできなかった。体育館は俺の叫び声で響き続け、そして、一緒に俺の未来をすべて消しさってしまった。<br /><br />　<br /><br />あれから、もう何年たったんだろう。今の俺は……情けないばかりで腐ってる。<br /><br />　少女に言われやっと大切な人の死に気づいた情けない男だ……。<br /><br />「クソ俺にどうしろって言うんだよ」<br /><br />　憎しみに近いものが心を取り巻き離れない。<br />　ドアの方から声が聞こえてくる。気付かない内にドアは開いていた。そこには、先輩が立ちこちらを見つめていた。<br /><br />「なら変われよ。自分を変えてみろよ。お前もよく言ってただろ何もしなければ動かない自分が変われば他人も変わる。なのに、お前は頑張れと人には言えて自分は出来ないって言うのか」<br /><br />「それは……そうだ先輩なんでいるんですか？　大学はどうしたんですか」<br /><br />「今日は午前中しかなかったんだ。妹がお前にきついこと言ったみたいだな。すまなかったな」<br /><br />「えッ！　先輩の妹」<br /><br />「言ってなかったけ、あいつ俺の妹なんだよ」<br /><br />「俺がまだ高校に居たときにはいなかったですよね」<br /><br />「ああ～再婚したんだよ。内の親、咲は母方の連れ子なんだよ」<br /><br />「そうだったんですか、なんか悪いこと聞いちゃいましたね」<br /><br />「いいさ、妹もお前にキツイこといたんだろ。妹が下でお前のことについて文句言ってたからな許してやってくれ。」<br /><br />「それはいいっすけど俺も悪かったし」<br /><br />　だけど、あそこまで怒らなくても。<br /><br />「あいつは、ばあちゃんがすごく好きだった見たいなんだ、だけど、お前は、ばあちゃんに酷いことしたと思われてるみたいだな。大切な人が死んだことに気付かなかったお前に、お前も結構世話になってたんだろ」<br /><br />「はい、よくしてもらっていました」<br /><br />「それでな、ばあちゃんが妹になんか遺言残したらしいんだよ一つ目はこのアパートを任すって二つ目はお前だってよ」<br /><br />「俺」<br /><br />「ああ～お前だよ。お前を追い出さないで面倒見てやってくれだってよ」<br /><br />「そんな……あの人がそんな事を」<br /><br />　胸が熱くなってくる。胸が苦しい、俺はなんて酷いことを、死ぬ寸前まで俺の事を気にしていてくれたなんて、「あああ……」マブタが熱いよ。もう涙が止まらない。俺最低だ。<br /><br />「俺何していたんだ」<br /><br />「だから、妹も責めないでくれあいつも色々あるんだよ。本当に色々」<br /><br />「先輩俺どうしたらいいんですか」<br /><br />「だから、引きこもりやめてみろよって言っただろ」<br /><br />「無理ですよ、俺にそんな事」<br /><br />「無理っていうから出来ないんだ。また、お前は昔のことを繰り返すのか」<br /><br />「俺は……だって」<br /><br />「後は自分で考えろ」<br /><br />　先輩はドアをゆっくりっと閉めて出て行った。その夜、タンスから納まりきらない服を見つめな寝ることさえ出来ない自分に苛立ちを感じた。「クソ寝れない」気づいたら朝になっていた。<br /><br />「よし決めた！？　謝ろうあの子に」<br /><br />　よしいくぞ俺ッ！！　もう、俺は同じ過ちをしない。<br /><br />　ドアを開け「ギシギシ」と音を立てる。階段を下り一階にある管理人の部屋のドアをノックして……謝って、もういいこんな事考えていても意味ないや。<br />　ドアを開けて行け！　早くこの部屋から出ろ俺、一・二・三数えて出るぞ。<br /><br />「一・二・三」<br /><br />「ドス」と何かすごく鈍い音が立った。<br />「うっわ！　やべ、何かにぶつけちまった。あの～大丈夫ですか？　いや大丈夫ですよね、大丈夫でしょ。<br /><br />「お前！」　<br /><br />「この声まさか」<br /><br />「あんた、私がせっかく謝りに来てやったのに何よ」<br /><br />「ごめん、わざとじゃないんだ」<br /><br />「もういい」<br /><br />　彼女は顔を膨らませ怒って階段に向かっていった。<br /><br />「チョッ待ってよ。ごめん、昨日は俺も悪かった。君は……」<br /><br />「その先は言わないで……聞きたくない。そうだ、まだ朝ごはん食べてないんなら下に来て食べたら」<br /><br />「いくいく」<br /><br />「なら、早く下りてきてね」<br /><br />　その日、俺は久しぶりに幸せということ思い出した。<br /><br />　　　　　　　　＊<br /><br />　咲ちゃんと喧嘩して仲直りした日から数日立った。<br /><br />　俺は、さらに引きこもりが悪化している。<br /><br />「寝すぎた。腰痛たい」<br /><br />　寝すぎたと言ってもこれから得にすることもないんだけど、どうせこの後パソコン立ち上げて……ムフフな事調べるだけだけどな。<br /><br />　さあ～パソコン立ち上げるか。<br /><br />　部屋中にベルの音が鳴り響く。<br /><br />「ピンポーン～ピンポーン～」<br /><br />　おーい誰だ～俺のお楽しみの時間を邪魔をする奴は、この不愉快なメロディーを鳴らすやつ。<br /><br />「おい、いるんだろッ！？　内海早く開けろ」<br /><br />「え、先輩どうしたんですかッ」<br /><br />　目の前には先輩と咲ちゃんが立っている。<br /><br />「少しの間、咲をかくまっていといてくれ」<br /><br />「先輩どういう事なんですか」<br /><br />「いいから、かくまっといてくれ」<br /><br />　先輩はドアを勢いよく閉め階段を走って降りて行った。<br /><br />「咲ちゃんこれはどういう事なのか説明してくれないか、咲ちゃん……」<br /><br />　俺は、初めて少女が脅えている姿を見た。目の瞳孔は開ききっている彼女は、体を丸くし頭を抱えながら座り込んでいる。<br /><br />「どうしたんだ。咲ちゃん君らしくない」<br /><br />「お父さんが……」<br /><br />　咲ちゃんには何も聞こえていない。いや聞こえないんじゃないかもしれない心を閉ざしている。多分そうだ。<br /><br />　一時間ほどしたら先輩が戻ってきた。<br /><br />「すまん、内海迷惑かけたな」<br /><br />「いったいどうしたんですか、説明して下さいよ」<br /><br />「その事は後で説明する、咲の様子はどうなってる」<br /><br />　気になる、何があったんだろ。<br /><br />「咲ちゃんは何かに怯えてるようなんです」<br /><br />「そうか」<br /><br />　先輩は何かに納得したように頷いた。<br /><br />「咲を連れてきてくれ」<br /><br />「あッ、はい」<br /><br />　壁の端に、咲ちゃんは物陰に隠れてうずまっている。<br /><br />「咲ちゃん、先輩来たよ」<br /><br />　手をつかもうとした。<br /><br />「いやッ、触らないでッ、触るな」<br /><br />　俺はビックリしてしまった同時に、大きな叫び声をあげた咲に少し恐怖を感じた。<br /><br />「咲ちゃん……どうしたんだ」<br /><br />「おい内海どうしたんだ！！　咲になにかあったのか」<br /><br />　先輩は土足で俺の部屋にあがりこんできていた。<br /><br />「いや、何もしてないんですが」<br /><br />「そうか……すまん、咲連れていくわ」<br /><br />「はい」<br /><br />「じゃあまた明日な」<br /><br />　俺は、一人部屋に残された気分になる。、言うならば……すごい勢いで何かが起きて終わったという気分。<br />　俺は、その日一日考え続けさせられた。<br />　次の日、俺は考えた結果この件は、聞くべきではないと俺は思ったプライベートだしな。<br />まあいいや今日はインターネットで予約しないといけないものもあるしパソコン立ち上げるか。<br /><br />「ピンポ～ンピンポ～ン」<br /><br />　お～い俺は呪われてるのかパソコン立ち上げようとしたら、何んでベルが鳴るんだ。<br /><br />「はいはい、開けたらいいんだろ」<br /><br />　嫌がらせだろ。これ。<br />　ドアを開けたらラベンダーの香りがする。黒くロングのストレートの髪の女の子が立っている。いつ見てもきれいだった。<br />　もしかして、俺好きになっているのかこの子にいや待てよ！！　あれだけ、キツイこと言われたのに、もしかして俺はＭなのか！　いや～そんなはずはないんだが……だって、俺は二次元にしか興味なかったはずなのに、そして俺にはパソコン、小説、フイギュア、漫画、絵を描くことが、今の俺の全てのはずなのに……<br /><br />「どどどうしんたんだい」<br /><br />　うわぁ～噛みまくちゃった……ダサすぎ。<br /><br />「昨日お礼しに来ただけ、今から出かけない」<br /><br />「ぜひとも行かせてもらいます」<br /><br />　クスクス、笑い声が聞こえてきた。<br /><br />「何笑っているんだよ」<br /><br />「だってしゃべり方おかしいんだもん」<br /><br />「えっ！　そうかな」<br /><br />「少なからず私はそう思うわ」<br /><br />「あのちょっと待っといてくれ、服着替えてくるから」<br /><br />「わかった」<br /><br />「どこに行く」<br /><br />「どこにしようか」<br /><br />「決めてないのに行くの」<br /><br />「えッ！　何か問題ある」<br /><br />　咲ちゃんやっぱ何か抜けてる所あるような気がするよ。<br /><br />「俺あんま家出てないからどこ行ったらいいか分からんないよ」<br /><br />「街に出たらなんとかなるよ」<br /><br />　すごく今の笑顔かわいい。<br /><br />「あはは、そうだな、なんとかなるよな」<br /><br />　そういいつつも何もすることなく俺たちは、街をブラブラするぐらいだった、そして、かれこれ何時間か歩いていて周りはビルに、囲まれ路地裏は薄暗く、ダンボールに埋もれ地面に寝込見込む人々はこちらを凝覗する。その向こうに、薄黒く汚れた看板を立てかけるアンティークの店があった。<br /><br />「へえ～こんな所に店あるんだな」<br /><br />「そうね、私も初めて来た」<br /><br />「中にはいてみよう」<br /><br />「ああ」<br /><br />　きれいと言っていいのかわからない、しかし、しゃれていると言うべきなのか、まあ俺は男だしあまりこういう表現の仕方は苦手だ。この店をあえて言うなら質素だが何か温かいもの感じる。この表現の仕方が一番俺としてはあってると思う。<br />　そんなことを考え、咲が目を輝かして何かを見つめている。<br /><br />「何見てるの」と言った。<br /><br />「見たらわかるじゃない絵よ」<br /><br />　心を持っていかれるような絵、朝、夕方、夜、この三つ風景が混ざっている絵。それは、けして上手とは言えない絵だけど自然と心が落ちつく。<br /><br />「そうだね、だけど、きれいな絵だね」<br /><br />「そう思う、この絵ほしくなってきた」<br /><br />突然後ろから若い男がしゃべりかけくる声、細身の体に痩せこけた頬に、勢生命力を感じることが出来ない。<br /><br />「この絵が欲しいといった客は久振りだなぁ」<br /><br />「これはね、内の親父が一年前学生に頼んで描いてもらったものらしいんだよ」<br /><br />「あの～本当にここの店員ですか」<br /><br />　咲が何突然しゃべってきてるのみたいな顔で若い男に訪ねた。<br /><br />「ごめんね。このお店に不似合いだね店員か客なのか分からないか」<br /><br />「いえ、そんなことないですよ」<br /><br />「よければあげるよ。その絵」<br /><br />「えッ！？　いいんですか」<br /><br />「別に僕にはいらないものだし」<br /><br />「ありがとうございます」<br /><br />「よかったね。咲ちゃん」<br /><br />「ええ」<br /><br />「咲ちゃんもこんなうれしそうな顔するんだ。」<br /><br />「え、何か言った」<br /><br />「何も」<br /><br />「そう、だけどこの絵素敵だわ、私が好きな場所の風景に似てるし」<br /><br />「へぇ～そこってどこにあるの」<br /><br />「それは、秘密どうせ連れて行くつもりだったの今日」<br /><br />「ちゃんと予定立ててるじゃん」<br /><br />「秘密にしてた方が、楽しみ倍増になるじゃない」<br /><br />「そうかな」<br /><br />「そうよ、私が言ってるんだから正しいわ」<br /><br />「はははは」<br /><br />「何よ。何笑ってるのよ」<br /><br />「いや何も」<br /><br />「もういい、ちょうどいい時間ね」<br /><br />「何がいい時間なんだ」<br /><br />「今さっき行く場所があるって言ったじゃない」<br /><br />「ああ」<br /><br />　何時間も歩かされ山の中に入って行った。俺の脚はパンパンに張っている。長年家の中でダラダラと生活していたせいなのか俺の脚は痩せ細くなっていた。昔が恋しい。もっと足は太かったしこの程度歩くことに苦痛など感じなかっただろう昔なら本当に昔なら。<br /><br />「どうしたの何かつらそうだよ。もしかして引きこもりだから体が動かないとか」<br /><br />「そんなことはない。ただ……いやなんでもない行こう」<br /><br />「ごめん、何か悪いこと聞いたかな」<br /><br />「別になんでもないって」<br /><br />「うん。もうそこなんだ。驚くよきっと」<br /><br />　夕暮れの太陽の光は突き刺すように一気にまぶたを射し込んできた。目を開けると<br /><br />「すごいきれいだ」<br /><br />　その景色は本当にきれいだった。オレンジ色の太陽を背景に見える街は、咲ちゃんが少しあの絵に似ているといった意味が何となくわかった。<br /><br />「おばあちゃんと私が、一番気にいってた場所なんだ」<br /><br />「そうなのか」<br /><br />「何よ、もっと何か言いなさいよ。せっかくおばあちゃんがあなたに一度見せたいって言ってたからつれてきたのよ。来たくなかった」<br /><br />　少し咲は悲しそうな顔をし俺はとっさに笑って見せた。<br /><br />「そんなことないよ、管理人さんらしいなって思って」<br /><br />「本当に、またここに一緒にこようよ」<br /><br />　俺は何も迷わず答えられた。<br /><br />「そうだね」<br /><br />　すごくうれしかった。始めあった時とはまるで別人に思えるくらい今日の咲はやさしかったから。<br /><br />「そろそろ帰ろうか」<br /><br />「そうね、暗くなってきたし帰ろうか」<br /><br />　ああ～こんな日が毎日続けばいいのにな。<br /><br />「そんじゃ今日はありがとう」<br /><br />「うん、また明日ね、ちょっと待って内海君は人生損してると思うよ」<br /><br />「えッ！　何で」<br /><br />「家に閉じこもってたら何も起きないし楽しくないじゃない、人生って一度しかないんだよ、本当に人生ってはかないんだから、私も君みたいな時があったからわかるんだよ」<br /><br />「うん、今日咲ちゃんと一緒に出かけて今言ってる意味が何となくわかるよ」<br /><br />「本当～なら明日はその死んだような眼は私に見せちゃダメだよ」<br /><br />「えッ！　俺そんな死んだような眼をしてるかな」<br /><br />「うん」<br /><br />「なら変えてみせるよ」<br /><br />「私をドキドキさせるくらい変わって見せてんね」<br /><br />　よしがんばるぞ！　だけど、足痛いな。早く部屋に帰って寝て俺も明日からがんばらなくっちゃなバイトでも始めようかな、久しぶりに人に接したくなってきたよ。こんな事考える前に部屋に戻るか。<br /><br />「キャーーーー」<br /><br />　何だ！　管理人室の方からかもしかして何かあったのか咲ちゃんになにかドアの方から声が聞こえた？　いやそんなはず……ともかく急いで行かないと。いつもより遠い階段を<br />もつれる足を動かした。<br /><br />「内海君」<br /><br />「どうしたんだ」<br /><br />「部屋が……」<br /><br />「……」<br /><br />　玄関に飾られていた花瓶は床に落ち破片が飛びちり、部屋は荒らされている。<br /><br />「そうだ、警察に電話した」<br /><br />「まだ」<br /><br />「なら俺が電話するから先輩呼んできて」<br /><br />「うんわかった」<br /><br />　本当なら警察に電話して咲ちゃんをなぐさめたりしたら良かったのに、俺は咲ちゃんより動揺していた。冷静で頼りになる先輩に助けを求めようと、また逃げてしまった。最近やっと弱い自分から抜けだせそう思ったのに。<br /><br />「内海君、内海君」<br /><br />「う……うん」<br /><br />「大丈夫」<br /><br />　俺はての震えが止まらなくなってるのに、咲ちゃんはもう冷静になっていた本当に不甲斐ないよ俺。<br /><br />「お兄ちゃん部屋にはいなかったわ」<br /><br />「そうか、多分まだ学校だね」<br /><br />「そうね、警察には電話した」<br /><br />「あッ！　まだ、ごめん」<br /><br />「私より動揺してない」<br /><br />「いや、してないよ。ともかく俺は電話かけるよ」<br /><br />　クソ、全部見抜かれてんじゃ。なんとかしろよ！　俺確かにこんな経験したことなかったから動揺していたのは許せるけど、咲ちゃんより動揺してどうすんだよ。<br /><br />「わかったわ」<br /><br />　俺はそこから警察が来るまできまづい空気の中俺たちは待った。警察が来てからもあまりいい空気ではなかったが、警察が来たおかげで少し暗視した。最低だ何で俺が何で不安になるんだ。<br /><br />「だけど、今日は大変だったね」<br /><br />「そうね、だけど仕方がないよね」<br /><br />「えッ！　何で」<br /><br />「だって、ちゃんと戸締りして行ってこうなったんだし……犯人は窓割って鍵開けて入ってきたみたいだって警察によると、これは不可抗力だわ」<br /><br />「それも、そうだね」<br /><br />「話変わるけど今日だけ、あなたの部屋に泊めてくれない内海君」<br /><br />「えええええええええええッ　俺の部屋……」<br /><br />　おい嘘だろ。咲ちゃんが俺の部屋に、そういうわけにはいかない。まだ幼い少女を俺の部屋に入れるなんて……いや待てよ。あっちから泊めて言ってるんだから、これは色々といけないことをやってもいいってことじゃないか？　あんなことやこんなことを……クフフ。<br /><br />「いいよ。泊まっていきなよ」<br /><br />「えッ！！　いいの、じゃ部屋にいこう」<br /><br />　俺は頭の中妄想で、いっぱいになってしまう。ああ～俺どうするよ。今日初めて女の子を部屋に連れ込んでしまった。まるで、夢のようだ～～。<br /><br />「そういえば咲ちゃんって先輩となかいいよね」<br /><br />「そうかな」<br /><br />　どうしたんだろ。今一瞬だけど暗い表情になった。<br /><br />「そう見えるよ」<br /><br />「それは、違う」<br /><br />「そういえば先輩以外に兄弟いるの」<br /><br />「いたよ、死んじゃったけどね」<br /><br />「ごめん……悪いこと聞いちゃったね」<br /><br />　駄目だ。俺なんで暗い話に持っていくんだ。俺のバカ野郎。<br /><br />「いいよ、別に……私も少し話したかったし聞きたい」<br /><br />　俺は迷わず聞きたくなってしまった。ただ興味本位で、この話聞くべきではなかった、後になって後悔する事になった。<br /><br />「うん」<br /><br />「昔、中がいい姉妹がいました。妹は姉が好きで、いつも、妹は姉の後ろをついて行っていき姉は高校に行き一人の男に恋に落ちましたとさ」<br /><br />「えッ！　それだけ」<br /><br />「そんなわけないでしょ。姉妹の母も男の子の父親も恋に落ちていました。時は過ぎ姉妹の母親と男の子の父親と結婚することになり、男の子と姉妹は一緒に暮らし始めました。それで……それで……」<br /><br />　咲は憎しみがあふれかえってもう表情にならない顔になっていた。<br /><br />「姉は、男の子の父親に虐待され侵されてしまいました」<br /><br />「そんな」<br /><br />「姉は耐えられなくなり自殺したんだってさ」<br /><br />　何も言い出せなかった、何も声をかけられなかった。<br /><br />「その後、父親はお金ですべてを闇の中に葬りました、姉がいなくなッた事により次は妹に対象が変わりましたとさ」<br /><br />「笑えるでしょ。この話」<br /><br />　笑えないよ。咲ちゃん俺には……安易に聞くべきではなかったのかもしれない。<br /><br />「何で俺にそんな話聞かせてくれたの」<br /><br />「何でだろうね、君が私に少し似てるからかな」<br /><br />「似てるって誰に」<br /><br />「私たちよ、孤独の中で生きてる人間だから」<br /><br />「それは違うッ！！　咲ちゃんは違う俺を元気にしてくれたし、一人の人間が騒いでくれるおかげで元気になれる時だってあるよ、だから、咲ちゃんは孤独の中で生きてない、孤独の中で生きるのは俺だけでいいよ、俺がずっと見守るからから、咲は一人じゃないよ」<br /><br />　俺気づいたら自然に言葉が出てた。うわ、俺何臭いこと言ってるんだよ。今どきこんな事言う奴絶対いないって。<br /><br />「私の事ずっと見守るなんてそんなの出来るのわけないじゃん、こんな時だけど男らしい事言わないでよ」<br /><br />「大丈夫だよ、一人じゃないから俺が見守るから」<br /><br />「内海君ごめん、ちょっと胸貸して」<br /><br />　泣きそうな顔でそっと、咲は俺の胸にもたれかけてきた。<br /><br />　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />　お姉ちゃんもういい。自分を苦しめて自分を追い詰めないで私かばわなくていいから逃げてよ。自分が助かることだけ考えて、お父さん止めて……お姉ちゃんが。誰か助けて……。<br /><br />「起きた」<br /><br />「うん」<br /><br />「内海君起きてたんだったら起こしてくれたらよかったのに」<br /><br />「何か、咲ちゃん幸せそうな顔してたから」<br /><br />「幸せ……」<br /><br />「内海君幸せって何」<br /><br />「幸せ？　それは自分が大切だって思ってるものじゃないか」<br /><br />「難しいよ。言ってる意味」<br /><br />「そうかな。そう、朝ご飯食べよ」<br /><br />「そうね」<br /><br />　朝ご飯食べた後、昨日の事がなかったように咲は部屋をでていった。<br /><br />「昨日部屋泊めてくれてありがとう」<br /><br />「うん」<br /><br />「じゃあね、そうだ明日バスケ見せてよ」<br /><br />「いいよ、じゃあ」<br /><br />　何か後味が悪い。何でだろう？　心の何か引っかかる。何かを捕まえられそうで捕まえられない気分。<br />　俺も外に出る訓練をしようかな。咲ちゃんを見守るっていったし男らしくしないと、俺は部屋を出て新しい自分を迎えられた。いつも、外に出るのが怖かったのにあっさりドアが開いた。戸惑うことなく部屋を出れた。<br />　まずは、アパートの前にある本屋のバイトの募集のところに行こう。外の景色を楽しみ廊下の窓の外を覗きこんでいると、見かけない人がアパートの外にまた来てる。最近多くなったような……引きこもってる時に、部屋の窓からずっと外を見てた俺だからわかる。　　　　<br />退屈で暇な時ずっと俺は窓から外見ている。1か月前から、よくスーツ姿の男がこのアパートの周りに来るようになっ た。勇気だして俺は声をかけることにした。<br /><br />「あの～何か用ですか」<br /><br />「いえ、別に」<br /><br />　怪しい、絶対怪しいこいつ……後つけるか。だけど結構歩いたな。そういえば確かこの道行くと潰れかけの不動産屋があったはずだったような。俺の記憶も古いからな、この前も咲ちゃんと出かけた時も街すっごく変わってたしな。<br /><br />「俺の記憶力も衰えてないな、だけど……すっげーきれいになってるし」<br /><br />「お部屋探しですか」<br /><br />　女性社員らしき女の人が声をかけてきた。<br /><br />「いや、あのすいません」<br /><br />　俺は焦って走って逃げた、全速力で走り、歩いた時は結構時間が掛った気がしたのに、もうアパートについていた。<br /><br />「内海君が外に出るなんて珍しいね、引きこもり脱出かな」<br /><br />　咲ちゃんが玄関で掃除をしながらしゃべりかけてきた。<br /><br />「まあ久しぶりに外に出かけたくなったんだ」<br /><br />「どこに行ってたの」<br /><br />「少しね。秘密」<br /><br />「そうだ、バスケ見せてくれるんだよね？　今日」<br /><br />「そうだった。忘れてた」<br /><br />「なら、思い出したんでしょ行こう」<br /><br />アパートの表通りすぐ横に公園があり、その中央に緑色のアスパルトのバスケコートがある。<br />バスケットゴールを久しぶりに見た。思い出したくない記憶ばかりが蘇ってくる。「クソ」俺はドリブルをついて見せたそしてシュートを……。<br /><br />「ごめん」<br /><br />「どうしたの」<br /><br />「もうシュート打てないんだ」<br /><br />「そんな」<br /><br />「足も手もちゃんと動かないんだ。普通に生活するだけでせいいっぱいなんだ。見てくれ<br />俺の手足リハビリも必死にやってここまでたどり着いたけど、もう出来るようにはならなかった。<br />学校もどったときには、居場所はなくて周りは俺に興味がなくなったかのように俺から離れていった。そして俺は学校にいる事がつらくなってしまって学校やめた。いや言い訳にしか過ぎないな逃げたんだ俺は」<br /><br />「ごめんなさい。そんな事知らなくて」<br /><br />「いいよ。久しぶりにこいう風に楽しくバスケができたから」<br /><br />「なら、よかった」<br /><br />「そういえば最近先輩見ないけどどこいったんだろう」<br /><br />「わからない」<br /><br />「考えたくないけど、もしかして先輩泥棒の犯人……」<br /><br />「あの人はそんなことしない」<br /><br />「俺何言ってんだろうバカだな、そんなことするわけないよな、あんなに正義感強い人が」<br /><br />「……」<br /><br />「咲ちゃんどうかしたの」<br /><br />「別になんでもない」<br /><br />やっぱり昨日の話に出てきたの先輩だよな、まずいこといっちゃったな。<br /><br />「ごめん、俺部屋に帰るわ」<br /><br />　俺は、部屋に帰りもう体が限界に来ていたというか、体がもう寝ろと言ってるかのか俺<br />は玄関の前で寝ていた。<br /><br /><br />　　　　　　　　　　　　　　　　＊　<br /><br /><br />「ダンダン」<br /><br />　何か隣の部屋から音がするうるさい、あれどれくらい寝てたんだろ。隣の部屋うるさい、え！　もしかして先輩帰ってきてるのか。<br /><br />「先輩帰ってるんですか、ドア開けますよ」<br /><br />「久しぶりだな。内海」<br /><br />「先輩なにしてるんですか」<br /><br />「咲とじゃれあってる」<br /><br />「なんで、服着てないんですか」<br /><br />「違うの内海君」<br /><br />「何が違うの咲ちゃん」<br /><br />「俺部屋帰るわ」<br /><br />　大したことはない裏切られることなんて慣れている。嫌われることも孤独になることもだけど、がっかりする俺がいるのはなんで。<br /><br />「一人は寂しいよ」<br /><br />　俺の部屋のドアが「ドンドン」と音が鳴る、声も聞こえてくる「内海君ちがうの開けて」もうほっといてくれ。少しでも人を信じた俺がバカだったよ、ははは。<br /><br />「胸が痛いよ、痛いよ」<br /><br />　もう部屋から出たくないよ。<br />　　<br />　　　　　　　　　　　　　　　＊<br />　　　　　　　　　　　　　<br />私は最低のことをやってしまった。お兄ちゃんが本当は好きだった。私は内海君をお兄ちゃんの代わりにしていたのかもしれない。最低だ。<br /><br />「内海君ドア開けて違うの私」<br /><br />「咲やめろもういい、今はほっといてやれ」<br /><br />「お兄ちゃんだけど」<br /><br />「明日俺が話すから」<br /><br />「わかった」<br /><br />　　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />「もう先輩と咲ちゃんの気持ち分からないよ、これ以上このアパートに住める自信ないよ、こんなはずじゃなかったのに」<br /><br />　今はもうどうしたらいいのかわからない、咲ちゃんを何とかできると思ったのは俺の思い違いだったのかな。<br /><br />「久しぶりに実家に帰ろうかな」<br /><br />俺はアパートから財布ひとつ持って出て行った。<br /><br />「おい、内海いるか」<br /><br />「お兄ちゃん内海君いる」<br /><br />「いるだろ、鍵持ってきただろはいるぞ」<br /><br />「うん」<br /><br />「内海入るぞ、おいッ内海」<br /><br />「えッ！？　お兄ちゃんいないの内海君」<br /><br />「いない」<br /><br />「私のせいだ、私が」<br /><br />「いいから探すぞ咲」<br /><br />「わかった」<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br />　懐 かしいな実家に帰るのも、親父、お袋も元気かな？あッ！　妹も元気にしてるかな、昔を思い出すな～　そういえば俺の恋全部ことごとく失敗ばかりだったな。中学の初 恋最低だった。付き合って下さいって言ったら、あんたみたいなオタクと付き合えるかって言われいま思い出すといい思い出だ。<br />　何時間も電車乗ってやっと実家の駅についた。懐かしいな確かこの横に駄菓子屋あったんだよ。ここの水あめがおいしかったんだよなぁ……あれスーパー？　潰れたのかな？　ま……あまあ～ここを五百メートル行き右に曲がりさらにその奥にプラモ屋があるんだけど……「コンビニ？」帰ってこない内に代わるもんだな。<br />　景色を眺め歩いていく気づいたら家に着いていた。<br /><br />「ただいま」<br /><br />「……」<br /><br />「兄貴何で帰ってきたん」<br /><br />　妹の美樹が俺を出迎えてくれた。<br /><br />「なんでって俺の家やし」<br /><br />「家に入らんといて」<br /><br />「だから、何で」<br /><br />「……」<br /><br />「本当になんも知らんの」<br /><br />「だから何が」<br /><br />「お母さんが死んだの知らんないの」<br /><br />「何……言ってるの」<br /><br />　俺はもうその場から立てなかった暗闇の中に落ちていくのがわかった。倒れてしまっていた。<br /><br />「兄貴どうしたんよ、大丈夫！？」<br /><br />　あれ俺の部屋……「起きたか誠太郎」<br /><br />「親父、お袋死んだって本当か」<br /><br />「ああ」<br /><br />「何で教えてくれんかった」<br /><br />「お前に教えて何か変わったか、お前大学行ってないだろ」<br /><br />「何で知ってるんだ」<br /><br />「親が何も知らんわけがないだろ」<br /><br />「じゃあ何でずっと学費振り込んでたんだよ」<br /><br />「そんなもんわからんのかッ　お前は」<br /><br />　親父は怒っていた。いつも怒らない親父が。<br /><br />「お前を信じてたからやろ」<br /><br />「お前が引きこもっているのも知ってる、母さんがお前の家に一度訪ねて行ったことがあったんだ、その時管理人のおばあさんから全て聞いたそうだ」<br /><br />「そうだったんか」<br /><br />「その日母さんは絶望的な顔して帰ってきた俺も当然お前にがっかりだったよ」<br /><br />「親父」<br /><br />「だけど、母さんはお前が頑張ってこれからあっちで働いて立派になって帰ってくれるよと言っていた、俺も信じようと思った」<br />　<br />「お袋ごめん」<br /><br />　俺は二度も後悔をした。管理人さんの時と一緒じゃないか、もう同じ過ち起こさないと誓ったのに……目がいたいぼやける前が見えない顔が火照る。手が冷たくなる、涙をふくたびに手が凍っていく気がする。<br /><br />「親父ごめん」<br /><br />「母さんがお前に死んだこと伝えるなって言われたから言わんかったんや、あの子が私のせいで道閉ざしたらあかんからって」<br /><br />　なんでこんな親不孝者ためにそこまでできるんだよ。見捨てくれた方がいいよ、つらいよここまでされたら。<br /><br />「ごめんな、なんも親孝行できんで本当にごめんな、騙して金送ってもらってごめん」<br /><br />「もうええわかったなら、明日母さんの墓に行ってやれ、お前にはつらいやろうけど」<br /><br />「うん大丈夫、大丈夫や」<br /><br />俺の二十才の冬が終わりを告げた。<br /><br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />　嘘付きな人間ほどプライドが高いって誰かに言われた、まさか、それが自分に対して言われた言葉だったなんて想像つかなかった、ただ自分はプライドだけ高くて何もできない人間だった。<br />　今の俺に何ができるんだろう。優しくしてくれた管理人はいなくなって、信頼してた女の子に裏切られて、いつも支えてくれた母さんはいなくなり、俺は本当に何ができるんだろうか。<br /><br />「兄貴起きろよ」<br /><br />「咲ちゃん……何だ美樹か」<br /><br />「何言ってんだ、彼女の子と間違えたのか気持ち悪」<br /><br />彼女か……勝手に俺一人浮かれて彼女にした気がしてただけ、今思うと虚しいな。<br /><br />「ささっと起きろ朝ごはん作ったんだから降りてこいよ」<br /><br />「おう、えッ！　美樹が料理～～～嘘だろ」<br /><br />　確かあいつ料理苦手だったよな、思い出すだけでゲロが出そう胃の中に塩酸を入れたような刺激に<br />　舌が焼き千切れるような痛み、そして、何よりもあれを口にしたら体が痺れて動けなる……そうや大丈夫あれから何年も立ってる。料理の一つや二つできるようになってても。<br /><br />「朝ごはんか実家で食べるの久しぶりやなぁ～～」<br /><br />　そこには悲劇と惨劇が繰り広げていた。<br /><br />「お…親父～～～～～～～～、どうしたんだ親父」<br /><br />　親父は口から泡を吹きながら白眼になり倒れていた。そこには、料理といえる白もは何もなかった俺の家にあった黒い物体の方がまだいいものばかりだった。<br /><br />「俺さあ～今日出かけなくちゃいけないんだ、はははは」<br /><br />「大丈夫だよ」<br /><br />「珍しいな～お前がそんなに優しいしゃべり方するなんて、はははは」<br /><br />　俺の心臓の鼓動が速くなっていくのがわかる。恐怖、恐れ、それとも親父が泡吹いてるのがきになるのか嫌本能が逃げろと問いかけてるんだ。やべぇ～この黒い刺激物が俺に危害を食えるんだ。助けてお願いだ助けてくれ。<br /><br />「さあ口あけて」<br /><br />「嫌だ、いやだ～～～～」<br /><br />早くもある意味人生の終わりを俺は迎えたこの短期間で。<br /><br />「クソーまだ口の中がいたい、どうしてくれるんだよ」<br /><br />これから、母さんの墓参り行く予定が危うく潰れるところだった。<br /><br />「行ってくるわ」<br /><br />「兄貴母さんの墓参り行くのか」<br /><br />「ああ、そうだけど」<br /><br />「母さんは私たちにも病気だっていうの教えてなかった、ガンだったんだって、本当なら病院から出れないはずだったんだけど少しでも家族と最後に暮らしたいからって・・・・・・これで、少しは罪悪感軽くなっただろ、それとこれ、父さんが渡すなって言ってたけど母さんの最後の遺言だからやっぱ渡しとくわ」<br /><br />　これが俺に最後にあてた手紙か、読むべきではないのかもしれないな。今の俺には読む資格がないよな……親父も多分そう思ったから俺に渡さなかったんだろう。もう少しの間保存しとくか。<br /><br />「ありがとう美樹、墓参り行ってくるよ」<br /><br />「いってらっしゃい」<br /><br />　この道、お袋と一緒に歩いた。ここの公園よく連れてきてくれたな。だけど中学以来か、まさか、爺さんと婆さん以外で墓参り来るなんてな……。<br /><br />「お袋悪かったなずっと心配掛けて、まさか、死んでたなんて思わなかったよ、俺お袋が言う立派な大人にはなれなかったけど、こんな俺でもプライドはまだ残ってるみたいだわ、もう一回アパートに戻ってケジメつけてくるからもう少しあっちで待っといてくれよ」<br /><br />　　　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />　あれから一週間アパートには戻らず俺は自宅で引きこもりになっていた。そこで、俺は考えてみた引きこもりになるのはやはり自分に自信が持てないからだと思うんだ、こんな言い訳ばかりしてるから治らないんだって妹に言われた。まあ率直な意見ありがとうって感じなんだけどな。実際妹が言ってることは正しいのかもしれないだが、引きこもり＝精神的病だ！！　そうだ、病を治すなら何か治療が必要だ…… そう考えた俺は街を放浪する事にした（本当はただの暇つぶしだがな）しかし、俺の引きこもりが少し治っていたのに気づいた家から出ようとする意思が芽生えていたのだ。咲ちゃんのおかげだろうな……つらいな。やっぱあの事思い出すと、まあそんな事を考えつつ俺は街に出かけることにした。<br />　そう俺の育った町、稲峰市人口はわずか七千人ほど小さい町といっても俺に取ったらかけがえがない町そのものが大切な実家だ、町にでればどこかで見た顔だなって思う。<br />だから、すぐに外から来たものが目立ってしまう。俺も最初来たときずっと町の人たちが俺を見るから恐怖を感じてしまったよ。<br />今思うと珍しがら れたんだな。だから、今俺の前にいる高校生が俺には珍しく見える、多分この制服は西校の子だな、あえて言うがなぜ分かるかというと……別に 俺が制服マニアとかあっちの趣味が持つからわかるわけではないよ。本当にこの町には二つしか高校がないんだ！　<br />一つは今略して行っていたが稲峰市立西高校だ。それと、稲峰市立東高校の二つしかない。だからわかっる。そういえば何でこんな時間に女子高生が出歩いてんだろ。<br />おかしいな確か今十時だよなしかも 今日は平日だし学校があるはずだし、さぼりかまさかッ！！　ここは大人としてちゃんと注意しなければ、まだ、成人してない俺が言うのも頼りないが。<br /><br />「おい君学校どうしたんだ」<br /><br />「うっさい！　おっさん」<br /><br />　俺ッが？　おっさんなのかまだ二十なのに。<br /><br />「学校行けって」<br /><br />「あたん何さま、もしかして私に興味あるの」<br /><br />「そんなわけないだろ」<br /><br />「ならどかいって」<br /><br />「おいちょっと待てよ」<br /><br />「きゃ～～～～痴漢」<br /><br />「ええええええ～～～」<br /><br />　道を歩いていた男たちが俺に近づいてきた。<br /><br />「おい何してんだ」<br /><br />「いや違う」<br /><br />「何が違うんだこの変態、警察呼ぶから待っとけ」<br /><br />　俺は取り押さえられ身動きできなかった。その後俺は警察に連れて行かれ何時間も尋問されやっと誤解が解け解放された。<br /><br />「なんで、こんなに簡単に解放されたんだろ」<br /><br />　牢屋に捕らわれていた時に俺は考えていた。なにを、考えていたかと言うと……生まれてきたことは不幸の始まりじゃないかと、だって、そうじゃないか俺は生まれてから本当に幸せだと感じたのはほんの三割しかない後七割は不幸だ、何で俺は生まれたのか何でこんなにつらい世界に生きてるのか、勉強や仕事してそこまでして生きている意味が俺には分から ない……本当に自分が生きていていいのとか、今日もそうだいい事しようとしたのに警察に捕らわれて、ホント何のために生きてるんだろ。<br />　こんな人生ならいらない、もういらないよ。<br /><br />　　　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />　次の日、俺は病人のように寝込み何もする気が起きなくて立つこともできなくて動けない。<br /><br />「兄貴客来てるよ」<br /><br />「明日来てもらって」<br /><br />「自分で言えよへたれ」<br /><br />「頼む言ってくれ」<br /><br />「嫌だ」<br /><br />「兄貴一つ言わせてくれ」<br /><br />「何」<br /><br />「いい加減にしろよお前、お前は母さんがお前にしたこと全て裏切ってまでここに引きこもる価値があるのか下にいって自分で言え」<br /><br />「嫌だ」<br /><br />「ああ～これがあのお兄ちゃんだったなんて」<br /><br />こいつ、昨日の女子高生、なんで俺の家にいるんだ。<br /><br />「おい、昨日お前のせいで俺がどうなったか分かるか警察に連れて行かれたんだぞ」<br /><br />「兄貴警察に捕まってたの、本当に変態だったんだ」<br /><br />「変態じゃない～～～～～～～～～～～～～こいつが俺をはめたんだ」<br /><br />「見てるこっちはおもしろかったけどね」<br /><br />「兄貴この子見おぼえない」<br /><br />「こんな奴見覚えあるわけないだろ」<br /><br />「本当に」<br /><br />「いや待てよ、もしかして隣に住んでた楓ちゃんかッ」<br /><br />「そうだよ、早く思い出せよな兄貴」<br /><br />「やっと思い出したんだ、昨日警察に捕まって行くの見てる時に思い出したんだ」<br /><br />　幼い時は、あんなにかわいくて天使みたいな子がこんなに悪魔見たいになっているなんてありえないって、だけど顔は本当に芸能人波にかわいいスタイルもいうことなしだしな。だけど、不良になってるなんて人も見ないうちに変わるもんだな。<br /><br />「なんでここに来たんだ、謝りに来たのか」<br /><br />「兄貴俺下いっとくな」<br /><br />「ああ」<br /><br />「そんで、何で来たの」<br /><br />「何で来たと思う」<br /><br />「それ俺が来てるんだけど」<br /><br />「相変わらず馬鹿だね」<br /><br />「お前は俺を怒らせに来たの」<br /><br />何で俺がこいつの相手しなくちゃいけないいんだ。<br /><br />「早く帰ってくれないかな」<br /><br />「久しぶりに会う幼馴染に会うのに何か理由っているの」<br /><br />「いや、いらないと思うけど」<br /><br />　いつの間にか苛立ちがかき消されていた。<br /><br />「ならいいじゃん」<br /><br />　だけど、やけに私服がかっこいいな肩に刺青はいってるしな、いやいや、まだ高校生なのに刺青かよ。<br /><br />「ねえ、何で上京したの」<br /><br />「ああ、中学の頃あまり友達関係うまくいかなかったから高校は中学の友達いないところに行きたかったからな」<br /><br />「へえ～上京してどうだったの」<br /><br />「ああ、よかったよ最初は、だけど、いい事は長くは続かなかったよ」<br /><br />「やっぱそうだよね」<br /><br />　何で笑顔を見せているのに楓が少しつらそうに見えるのは勘違いだろうか。<br /><br />「その服カッコイイね」<br /><br />　何言えばいいかよくわからなくてさっき思ったことが口から出ていた。<br /><br />「そう、この服結構高かったんだ」<br /><br />「その服と刺青が特に似合ってるね」<br /><br />「刺青……好きで私これ入れてないんだ」<br /><br />「そうか、悪い無神経に」<br /><br />　何か俺こう言う事に関わること多いよな、自分で言うのも変だが自然にこういう事にだんだん慣れてきたな。<br /><br />「いいよ」<br /><br />「その……に何があったか教えてくれない」<br /><br />「今無神経って言ったのに何でまた突然聞きたがるの」<br /><br />「以前これと似た事があって後悔したから聞いてれば後悔しなかったかもしれない」<br /><br />「そうなんだ、ならここにきて正解だったのかも」<br /><br />「俺これでも不幸に関してプロフェッショナルだよ」<br /><br />「なら、安心して話せるね」<br /><br />　お兄ちゃん出て行ってから内の家族も少し変ってきたんだ。お父さんが浮気してたとかお母さんがそれ知って家がごたごたしてきてそれから家は崩壊して離婚して家出て行って終わり、それならまだよかった。<br /><br />「お母さん、お父さん最近帰ってこないけどどうしたの」<br /><br />「出ていったて言ったでしょ」<br /><br />「うん」<br /><br />　私はまだその時お父さんに何があったのか何も分かっていなかった。<br />　<br /><br />　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br /><br />私はいつも通り学校に行って帰ってきた、家に入るとむせかえる様な匂が部屋に籠っていた、私は気持ち悪くなったけど家の中で何が起きているのか気になってリビングに入って行った……お母さんがノコギリ持ってお父さんを解体してたの。<br /><br />「楓帰ってきちゃったの」<br /><br />　お母さんの目が瞳孔が開ききっていて最近少しやせたなって思っていたのは毎日死体の処理の仕方に迷って疲れていたからだった。<br /><br />「お母さん何してるの」<br /><br />「見つかったから仕方がないわね全部教えてあげる、先月お父さんが浮気したの見つけちゃったの何度も別れてていったのに別れなかったから殺しちゃったあはは は、その後大変　　だったは隠す場所とか死体が腐り始めたりしてさぁ、だから仕方がないからゆっくり解体してたのよ、分かった楓ちゃんだから、今日からあなた も手伝ってね」<br /><br />　私怖かったの止めるべきだったのかもしれない。だけど出来なかった怖かった。<br /><br />「楓ちゃん約束しようね。誰にも言っちゃ駄目だよ、その約束に刻印入れようね」<br /><br />　私は恐怖という刻印がその日刻みつけられた。<br />　その時から私の中にもう一人の私がいた。残虐な私、臆病な私、今のお兄ちゃんと喋ってる私はどちらでもない昔の私、今お兄ちゃんが帰ってきてくれたおかげで私の何かが変わるかもしれない。そんな期待を描いてる私。<br /><br />「俺 正直動揺してる楓、俺が味わった不幸何か比べ物にならないからと思ってたから世界で一番俺は不幸だと思ってた、何で気づかったんだろな本当は自分は不幸じゃなかった。ここに、本当に死にたいくらい悩んでる子がいて生きることもつらくて誰にも悩みを喋ることが出来ない、俺は不幸だと思ってただけんだったん だ、もっと俺が早く帰ってきてたら」<br /><br />「違う、早く帰ってきても何もできなかった、だけど、貴方がいてくれるだけで私は救われる、約束してお兄ちゃんだけは私を見捨てないで」<br /><br />「俺は昔女の子と約束したけど守れなかった、そんな俺に」<br /><br />　楓は手が震え泣きそうな声で助けを求め必死に俺に話すそんな彼女に愛おしささえ感じる。この子を助けてあげたい、この子を俺見たいに迷ってほしくない。<br /><br />「できる、多分それはお兄ちゃんが約束を破ったわけではないと思うんだ」<br /><br />「ありがとう」<br /><br />　嗚咽しながら涙がこぼれ出てきて止まらなくて、見えない心がやっと見えた彼女をそっと抱きしめ、彼女の壊れた心を優しく包み込むように。<br /><br />「君のお母さんに会わしてくれ」<br /><br />「駄目今の話する気ならやめて殺される」<br /><br />「大丈夫」<br /><br />今ならわかる心が迷ってる人の気持ちが。<br /><br />「わかった……」<br /><br />俺は楓の家に行った、玄関に楓のお母さんが出迎えてくれた。<br /><br />「あら久しぶりねセイちゃん」<br /><br />「お久しぶりです」<br /><br />　恐怖を感じない、何も怖くない、本当に大切な人が死にたいくらい悩んでいるからやっと俺は生きることの意味がわかったから、気持という気持ちがわからなかった。何で生きてるのかもわからなかった。何も分からなかった、変わっていくことが怖かった、流れていく時間の中で出会って行く人が俺に教えてくれたも う悩まない。<br /><br />「おばさん警察に行きましょ」<br /><br />「何を言ってるの」<br /><br />「楓から全て聞きました、おばさんがおじさんを殺したのを」<br /><br />楓は俺の後ろに隠れ脅え怖くて何も言えなくなって。<br /><br />「何言ってるの……」<br /><br />「もう言い訳しないでください」<br /><br />「楓ぇぇぇぇすぐに捕まえなさい、殺さないと」<br /><br />　壊れように叫び始めた。<br /><br />「私には出来ない」<br /><br />「何言ってるの私たちは共犯なのよ、牢屋に入れられるのよ」<br /><br />「本当は楓を助けるためにおじさんを殺したんじゃないですか」<br /><br />「何で知ってるの」<br /><br />　驚きを隠せず俺を見つめていた。<br /><br />「おじさんは楓を殺そうとしてたんじゃないですか」<br /><br />「そうよ」<br /><br />「楓に大量の保険金を掛けて」<br /><br />「私は反対したけど私たちには借金がたくさんあってもう払えないほどになっててどうしようもなかったの」<br /><br />「昔楓の家に行った時俺おばさんの日記を見つけてそれに細かく計画みたいなものが書いてあって読んでしまって知ってたんです、だけど、その時の俺はよくわからなかった、だけど、楓が俺にしゃべったことが日記に書いてることと一緒だからまさかと思って」<br /><br />「そうだったの、そんなミスをしてたの私は」<br /><br />「だけど、私は楓を殺すことが出来なかった楓が大切な私の子供だからお腹を痛めて産んだ子だから」<br /><br />　楓の母親は目から涙をこぼしていまともに羅列が回らなくなっていた。<br /><br />「楓を解放してあげてください」<br /><br />「ええ、セイちゃんお願い私だけ警察に出頭するから楓がこの件に関わっていたことを言わないで」<br /><br />「お母さん、私も行く」<br /><br />「駄目、あなたをずっと守るためだと思っていたけど苦しめていた、これから自由に生きなさい」<br /><br />「お母さん」<br /><br />「セイちゃん楓をお願いね」<br /><br />「大丈夫任せて下さい、一つ約束して下さい、絶対帰ってきて」<br /><br />「お母さんと過ごした日々を胸に焼き付けて思いださなくても大丈夫なようにずっと焼き付けるから待ってる」<br /><br />「ええ帰ってくる、帰ってくるから待っていて楓、セイちゃん」<br /><br />「はい」<br /><br />「うん」<br />　　<br />　俺たちは巡る巡る季節ずっと待ち続ける事にした。果てしない時間の中で楓のお母さんを帰って来るまで忘れないように。<br /><br /><br />　　　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br /><br />あれから数日後、楓の母親は警察に行って自首した。<br />楓は俺の家で当分一緒に暮らすことになったが事件は噂から噂で広まりテレビや新聞メディアに伝わり毎日のように記者が押し掛けてきた。<br /><br />「親父テレビ局いっぱい来てるから追い返してくれ」<br /><br />「ああ、ほっとけめんどくさいだけだからな」<br /><br />「兄貴そうだぜ気にしすぎ、だけど、私たち家族ある意味有名人だよな」<br /><br />「私のせいですみません」<br /><br />「大丈夫だって楓」<br /><br />　どうせ親父も妹もこの状況楽しんでるしな。昔からそうだし幼稚園のころ俺が川でおぼれたのにお袋以外全員おぼれてる俺見て笑ってた。<br />さすがにお袋が死んだときは笑ってなかったがな。今日は俺の誕生日だけど多分誰も覚えていない毎年の事だけど。<br /><br />「まあ今年は覚えてるだろう」<br /><br />「なあみんな今日何の日か分かる」<br /><br />「何か特別の日あるのか清太郎」<br /><br />「兄貴何かあるの今日」<br /><br />「何かあるのお兄ちゃん」<br /><br />「俺の誕生日」<br /><br />「……」<br /><br />「ははは」<br /><br />「お父さん何で私の部屋に走って行くの、えッ！！私どうしよう・・・・・・兄貴ケーキ買ってくる」<br /><br />「私どうしよう、ちょっと待ってプレゼント探してくる」<br /><br />　プレゼントって探してくるものなのか？　親父もなぜに妹の部屋に走って行くの、俺一人リビングに残されても。<br /><br />「清太郎見ろこれ」<br /><br />「何だこれどうやって作ったんだよすごいよ、妹の部屋にこんなものあったけ」<br /><br />「兄貴ごめんケーキ屋しまってたから適当にコンビニで買ってきた」<br /><br />「美樹せめてケーキ買ってきて」<br /><br />「お兄ちゃんはい」<br /><br />「石」<br /><br />　絶対庭で拾ってきたな。だが、親父は妹の部屋でどうやってあれを作ったのか教えてほしいな。こんなしょうもないことでもうれしかった今までは考えられなかった幸せだったから。<br /><br />「ありがとう」<br /><br />　文化祭それは学校イベントの中で最大イベントに一つだろう、クフフフ今日は何といっても妹の学校の文化祭だ。<br /><br />「兄貴今日学校来るなよ」<br /><br />「お兄ちゃんきちゃ駄目だよ」<br /><br />　予想もしなかった言葉が来た。だってもっとこんな感じじゃないか、お兄ちゃん今日楽しみに来てねとか兄貴今日来るの楽しみにしてねとか俺が期待してたのになぜに来るなだ、俺お兄ちゃんだよ。<br /><br />「何があっても行く」<br /><br />　といって俺は来てしまった文化祭青春だ～～～～確か2－1だよな美樹と楓のクラス。<br /><br />「何があったんだこのクラス」<br /><br />　何の惨劇があったんだ。男たちは端っこに積み上げられて誰かに殴られ気絶してるようだ、しかも、喫茶店のはずなのになぜ客がいないんだ、廊下にはこんなに人いるのに何でこの教室だけ人がいないんだ。<br /><br />「何で兄貴来たんだよ」<br /><br />「おお、お前がメイド服かよ」<br /><br />「何こいつ美樹に喧嘩売ってんの」<br /><br />「これ内の兄貴だから」<br /><br />「だっさ」<br /><br />「そうだろ、こいつも言っとく」<br /><br />　もしかして俺と同じく入ってきた男子フルボコにして気絶して邪魔になったから端っこに積み上げられてるのか・・・・・・何かこんな植物いたよないい匂いをさ せて近づいてきた虫をパックといっちゃうあれ、はははおもしろい教室だなぁ～～～～って俺もそうなっちゃうよ。やべーよ。<br /><br />「じゃ俺帰るわ」<br /><br />「美樹の兄貴ちょっと待ってよ」<br /><br />「何かな」<br /><br />　振り向いた瞬間俺の顔に痛みが走った。<br /><br />「いって」<br /><br />「美樹こいつやっちゃっていい」<br /><br />「う～んまあいいや」<br /><br />　おい美樹とめろよ。その時端っこで座っている眼鏡をかけた少女がいた、その子と目があって俺は目が離せなくなった。まるで俺は死人の目を見いるように。<br /><br />「私の友達なんだけど止めてくれない」<br /><br />「この声まさか」<br /><br />　俺を取り囲んで殴っていた少女たちが一斉にどき始めた。<br /><br />「楓何で止めるんだよ」<br /><br />「口で分からない見たいだね」<br /><br />「わかった、どいとけばいいんでしょ」<br /><br />「大丈夫お兄ちゃん」<br /><br />「いてて、何が起きてるんだこの教室喫茶じゃないだろ」<br /><br />「一応喫茶だけど入ってきた男子はカモにされて一文無しにされちゃうの、だから、言ったでしょ来たら駄目って」<br /><br />「そういうことかよ、一つ聞いていいあそこにいる女の子だけ何で端っこにいるわけ」<br /><br />「ああ～あの子咲は私と一緒かな色々あるの」<br /><br />「咲ッ！？　あいつと一緒の名前か」<br /><br />「どうしたの」<br /><br />「いやなんでもない」<br /><br />「それと、あの子しゃべれないの」<br /><br />「そうなのか」<br /><br />「気になる今日呼んであげようか家に」<br /><br />「嫌いいよ」<br /><br />「まあこの文化祭危険だから家に帰っといてね」<br /><br />「そうするわ」<br /><br />　俺は家に帰ることにした。三時間して楓と美樹が帰ってきた。<br /><br />「美樹お前なんでとめなかったんだよ」<br /><br />「兄貴の自業自得だろ、来るなって言ったのに」<br /><br />「それは……」<br /><br />「だけど、よかったな楓が止めてくれて」<br /><br />「そういえば何で楓あいつら止めれたんだ」<br /><br />「兄貴知らないのかよ」<br /><br />「何が」<br /><br />「楓は地元じゃ有名な悪だよ。多分知らない人の方が少ないよ、それと、例の一軒でさらに噂が広まったのもあるけど」<br /><br />　そうか、だから俺が警察に捕まった時もすぐに出れたのか納得した。<br /><br />「そうだったのか、知らなかったよ」<br /><br />「お兄ちゃん知らなかったんだ」<br /><br />「でッ！　聞きたいんだけどなんで女の子がいるわけだ」<br /><br />　少女は頭をこくりと頷かせていた。俺はこの子に気まづ過ぎる。何故そういうのかというと咲と言う名前だけで俺の心が痛くなるのに昔の俺に似ているからである。<br /><br />「いらっしゃい」<br /><br />　ちょっと待て何で俺の部屋に来るんだよ。確かに男にしたらうれしい光景だろう現役高校生が三人もいるのだから、しかし、俺はうれしくはないなぜか、それは、昔好きだった女の子と同じ名前で咲という少女しかも昔の俺に似ている。<br /><br />「兄貴ちょっと楓と下いくから」<br /><br />「おいちょっと待って」<br /><br />　そんな、心の不安を予感したかのように妹たちはこの殺風景な部屋に俺とこの子と二人にされてしまった。<br /><br />「あなた、咲のこと知ってるんでしょ」<br /><br />「お前何で咲のこと知ってるんだ、しかもしゃべれてるし」<br /><br />「私は咲の親戚だから」<br /><br />「そうだったのか最初に言ってくれたらよかったのにビックリしたよ、そうだ君何が趣味とかあるの」<br /><br />　俺は返事を返ってくるのを待った、このしゃべれない振りをしている少女が何て返事を返すなのか少し楽しみだ。<br /><br />「パソコン」<br /><br />　パソコンが好きなのか俺の予想では本とかだったがまあそんな事はいい、これから何をすべきだかだが思いつかなく俺は彼女に俺のパソコンを触らせることにした。<br /><br />「何というすご技だ」<br /><br />　何かを検索しているのかを手がすごいスピードで手が動いてる。おッ！　手が止まった、終わったのか俺の方を向いてきた。<br /><br />「パソコンをのぞいて見て」<br /><br />「何が書いてるのかな」<br /><br />　あまりの驚きで俺の眼は点になってしまった。パソコンの画面には俺が、かつて住んでいたアパートが載っている。載るのはいいのだが載る内容が何といってもまずいそれは、アパートを潰して高級マンションを建てるって言うのだからビックリだ。あっちには俺の荷物がある。その中には非常に大切なものが、あんなエロ本とかまずい世間の方々に見せるのはまず過ぎる……今すぐいかないと、しかし、なぜこの少女が知ってたかだがそんな事を考えている場合じゃない 行かなくてわ。<br /><br />「すまん、妹に伝えといてくれアパートに戻ると、パソコンは使ってていいから」<br /><br />　咲という眼鏡をかけた少女はこくりと頷いてまたパソコンを触り始めた。このとき俺は、この少女の顔が少し咲に似てるような気がした。しかし、親戚だから似てるのだろうと思った、だから俺は勘違いだと思った。<br /><br />「気をつけてね、行ってらっしゃい」<br /><br />彼女は奇妙な笑顔浮かべて俺を見た。<br /><br />「何悪い冗談を言ってるんだ」<br /><br />しかし、俺の中では恐怖を彼女から感じたこの子が言ってることが俺の本能に危険という事を知らせるように何かを訴えかけるからだ。<br />だけど、俺の心は咲ちゃんの事が気になってしょうがない、しかし、俺の体が止まるわけもなく彼女ことばをもっと真剣に聞いておくべきだったと思う事になるなんてこの時考えていなかった。　　　　　　　　　　　　　　　<br /><br /><br />　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br /><br />「久しぶりに帰ってきた」<br /><br />山の手にあるアパートの坂までが昇るのが、またしんどいので俺は精神的になえていた。これでなえていたら俺はあんなものが大勢の皆さんに見られるなんて恥ずかしくてもうお父さんもう私お嫁に行けないですって気分になってしまう。そういう事を考えている内にアパートについてしまった。<br />　予想はしていたが思ったより人が多かった工事現場のおじさん達にまじって何故怖そうな顔つきの人がこんなにいるのか、咲ちゃんは大丈夫なのか？　俺の荷物は大丈夫なのか～～～～～～～～といいつつ怖さを抑えて何が起きてるのか聞いて見ることにした。<br /><br />「あのすみません、何が起きてるんですか」<br /><br />「何か女の子が立てこもってるせいで工事できないんだよ」<br /><br />「そうなんですか」<br /><br />「おい君待ちなさい」<br /><br />俺は工事現場のおじさんが言う言葉なんて無視して走った。アパートの中に立てこもる少女の部屋に入り込んだ。<br />だが、俺が思っていたような出迎えはなかった。<br /><br />「何で帰って来たの」<br /><br />彼女は俺が久しぶりに帰ってきたのに驚くことなく俺を見て冷静な言葉、いや違うな冷静な言葉ではなく、トゲトゲしい俺の気持ちが痛くなるようなしゃべり方をしてきた。<br /><br />「なぜ帰って来たって荷物取りに来ただけ」<br /><br /><br />「何でこの部屋に入ってくるのよ」<br /><br />「たまたま」<br /><br />「なら自分の部屋に行ったら」<br /><br />「外怖い人でいっぱいだから」<br /><br />「そうなんだ」<br /><br />　何で俺はここで無意味な維持はっているんだ。優しい気持ちも持てないもし相手が咲ちゃんじゃなかったらこんなに硬くなりにならなかったのに。<br /><br />「先輩は」<br /><br />「実家に用事って言って帰った」<br /><br />「そうなんだ」<br /><br />「本当は心配で帰って来た」<br /><br />「裏切った私なのに、憎んでないの」<br /><br />「俺なら咲ちゃんを幸せにできる、俺は君が好きでだけど俺はタダの邪魔者で何度もあきらめたよ、それが、咲ちゃんのためだと思ったからだけど、こんなに好きなった女恨めるわけないだろ全部全部許してやる」<br /><br />咲ちゃんが俺の眼を真っ直ぐ見ていた顔が段々下に傾き始め最後膝を床につけて泣き出してしまった。<br /><br />「ごめんなさい、ごめんなさい、私が悪かったのごめんなさい」<br /><br />　私は涙が止まらなくて目が腫れあがっても止まらなくてこんなに私を大切にしていた人を裏切ってしまって切なくてもどかしくなって帰れなくなってた心がやっとここに帰って来れた気がした。<br /><br />「先輩を愛していてもいい、だから、帰ろう俺たちが幸せだった頃に」<br /><br />「うん、うん、内海君変わったね」<br /><br /><br />　　　　　　　　　　　＊<br /><br /><br /><br />　夢を見てた。昔よく駆け回っていた。<br />その時はどこまでも走ってどこまでも駆け抜ける気がしてずっと走り続け、だけど、いつの日か走ることを俺はやめてずっとその場に倒れてた。その時いつも母さんが迎えにきて手をさしのばしてくれてた、今度は俺が手を差し伸べる。<br /><br />「うるさい」<br /><br />目ざまし時計の変わりは外から聞こえてくる男の図太いあまり聞きたくない声が聞こえてくる、しかし、十分くらいして突然やんだ。<br /><br />「いい加減にしろ咲出てこい、父親が来たんだ顔を出せ」<br /><br />俺の部屋の方に足音が聞こえてくる工事現場の人たちが来たのかと思ったが違った。<br /><br />「開けて内海君」<br /><br />以前先輩が連れて来た時みたいに脅えて怖がっていた。<br /><br />「どうしたんだ」<br /><br />「お父さんが来た、助けて」<br /><br />「もしかして、以前脅えてたのってお父さんが来たから」<br /><br />「うん」<br /><br />「何でそんなに脅えるの」<br /><br />「以前話した事があったでしょ、その後ねお姉ちゃんが死んだ後私は地下室に閉じ込められて犯された、まだ、お父さんとお母さんと結婚する前一回私の家にお父さん が来た最初は感じかいだと思った、晩御飯を食べようと思って横に座ったその時肘で殴られた、結婚してからはひどかったお姉ちゃんは毎日のように殴られ犯さ れてそれでね、お姉ちゃん子供がお腹の中にできてたの、お母さんは知らなかった見たいだけど」<br /><br />「そんな、先輩は何やってたんだよッ！！　先輩の彼女だったんだろ」<br /><br />「お兄ちゃんはあんな薄汚い姉妹とは一緒に暮らせないってお父さんが言ってその当時他の家に住んでた。それで、お姉ちゃんもういきれないって自分の部屋で首つって死ん でた、しかも、私が寝てる横で起きた時びっくりしたよ、死んでるんだもん横で私殺してやるって恨んだけど出来なかった、お葬式の日お兄ちゃんは嘆いた美 咲って叫んでけど遅かった、その後、私が対象になってお母さんも次第に周りの影響を受けてお父さん見たいになって、あれ以来私に家の居場所がなくなった、 私は次第に体も心も衰退していって死にそうになっておばあちゃんがその時助けてくれた、私のアパートを継ぎなさいって、さすがに、母親も私が次第に弱って いくのがわかったのか必死にアパートにいかせるように進めた、そして、君に出会った、その後ね聞いた話だけど、おばあちゃんに味方したおじいちゃんも騙し てお金も身分も奪ったんだって、そして、誰もお父さんに誰も口を出せなくなったんだ」<br /><br />「酷過ぎる」<br /><br />「見てあの着物着た人私のお母さんだよ見てよ、私にここに来させておいて次は奪いに来るんだよ、泥棒が入った時土地の権利所奪われていて、しかも、家の近くにあった不動産屋ぐるみだった、気付いた時は遅かった本当に後の祭りってこのことね」<br /><br />「まさかあのアパートうろついてたやつか、あの野郎」<br /><br />「駄目外に行ったら何されるかわからない、お願いこれ以上大切な人がいなくなるのは嫌だ」<br /><br />「咲ちゃん……だけどね誰かが止めないとこれは終わらないよ、誰かが選択しないと」<br /><br />「だけど」<br /><br />「行ってくるわ」<br /><br />「待ってよ」<br /><br />「待たない」<br /><br />俺はそういって自分の部屋を閉めた、こんな事は慣れっこだし。<br /><br />「おい」<br /><br />「何だ、このガキ」<br /><br />「あんたら卑怯じゃないか、人から土地の権利所奪ってこんな事するなんて」<br /><br />「人聞き悪いな、高木浩二さんはちゃんとしたルールにのっとてやってるんや、いちゃもんつけるな」<br /><br />「まあ待て君は誰だ」<br /><br />　咲が今さっきお母さんを示した時に隣にいたスーツを着た偉そうで人として最低そうな顔をした男、こいつが咲の父親か。<br /><br />「内海です高校の頃先輩にお世話になってた、そしてここの住人です」<br /><br />「それで君は何の用だ」<br /><br />「アパートから手を引け」<br /><br />「ははは傑作だな、あんな薄汚い女のためによくそこまでできるなあいつはな、私そして私以外の男に汚されているんだぞ、これ聞いてもまだ守ろうとするんだ」<br /><br />「あいつと約束したから」<br /><br />次は着物女、咲の母親が口を出してきた。<br /><br />「ようやりますな、内の娘が好きになったんやったらほかにアパート用意したあげるか出て行くように説得してもらえんかな」<br /><br />「お前自分の娘に対して何でそんな事言えるんだ人としての気持ちはないのかよ、あんた実の母親だろ」<br /><br />「あれが、私の娘冗談にしてもきついわ、あんな、気持ち悪い子が恥ずかしいにもほどがあるわ」<br /><br />「お前恥ずかしくないのか、お前娘助けるためにここに行かせたんじゃないのかよ」<br /><br />「そんなあほな冗談辞めて、あの子の姉のように死なれたら厄介やないの。死体処理はタダじゃしてくれませんで」<br /><br />「そんなひどいお母さん」<br /><br />「最低だな、お前ら、咲もうこれ以上話しても無駄だな」<br /><br />「そうやね、あんたらと喋っててもらちあかんようやし終わりにしましょうか、あなたはどう思います」<br /><br />「仕方がない、こいつを少ししごくことにしようか、咲も少しは反抗しなくなるやろうしな」<br /><br />「はい」<br /><br />　右手で服をぐいッとつかんで、顔を殴りつけ。骨が折れたような音が聴こえた。左手のこぶしの甲で頬を、一回、二回、三回と顔面をばかり狙い殴られた。<br />男は右手でつかみ直し、規則的にグーにした拳で強打した。<br /><br />「おいはなせ」<br /><br />「だまっとれ」<br /><br />　殴られるたびに体から力が抜けて意識がだんだん遠くなる痛さも感じなくてきた。やばいな。これはろっ骨が折れてるはずなのに痛いはずなのに何も感じない。このまま気絶したら楽になれるかな。<br /><br />「やめて」<br /><br />「咲ちゃん出てきたら……」<br /><br />「私が出て行くからアパート出て行くからお願いします」<br /><br />　何で咲ちゃんが土下座してまで謝らなくちゃならいけないんだ。何でこの世界は不平等なんだ。ただ小さな幸せ求めてるだけなのに。<br /><br />「咲最初からそういってくれたらこんなにめんどくさい事しなくてよかったのに」<br /><br />「ごめんなさい」<br /><br />「出て行かなくていい咲ッ」<br /><br />　意識が遠くなる中後ろから大きな声で聞こえてくる先輩の声が……<br /><br />「父さんあなたが出ていくばんだ」<br /><br />「何いてるんだ勇二」<br /><br />「これ土地の権利所」<br /><br />「何でお前が持ってるんだ、家にあるはず」<br /><br />「まさか、お前盗んだのか」<br /><br />「盗んだ俺はあんたが言うちゃんとしたルールにのっとてもらってきた」<br /><br />「どういうことだ、まさか会社をのっとたとでも言うのか」<br /><br />「その通り、爺さんが協力してくれたよ、会社買い取らせてもらった」<br /><br />「勇二さん何言ってるの」<br /><br />「あのクソ爺がか」<br /><br />「今度はあんた達が出ていく番だ」<br /><br />「お前ってやつはこんなに大切に育てやったのに」<br /><br />「咲や美咲はこんな苦しみじゃなかった、お前に分かるか好きでもない男の子供がお腹にできて悩んで悩んで死んだ奴のことが」<br /><br />「あなたそれ本当なの」<br /><br />「はははははは、咲お前ら見たいな奴がいなかったら俺の人生は完ぺきだったのにな」<br /><br />　咲の親父はスーツの中からナイフを取り出し咲の方に走り始めた。<br /><br />「お前ら姉妹が私に不幸呼ぶんだ！！！！！！　死ね咲」<br /><br />「ヤメロ親父」<br /><br />「あなた駄目」<br /><br />「内海君ッ」<br /><br />彼は、躊躇、恐怖も感じないのか、ただ、この上ない喜びに彼は微笑みを浮かべ「グチャ」鈍い音を立て、ナイフは胸に突きたてた。胸から抜き取られる。口が鉄の味で充満する。口、胸から血が止まらない。血は地面に伸びて行く。<br /><br />「お……お前が飛びこむからわ……るいんだ」<br /><br />「親父ッ！」<br /><br />「お兄ちゃん内海君が」<br /><br />「先輩にいいところあげないっすよ。いつも自分ばかりかっこいい所見せる何てせこいですよ」<br /><br />「誰か救急車呼べ早く」<br /><br />「内海君喋ったらだめだよ。お兄ちゃん血が止まらないよ」<br /><br />「咲ちゃんごめん約束守れないや」<br /><br />「あなたは、十分守ってくれた……だから、今度は自分のために生きて」<br /><br />「そうか……ちゃんと約束は守れたのか、よかった」<br /><br />「早く救急車呼んで死んじゃうよ誰か助けて」<br /><br />俺は気救急車に運ばれてる間の記憶は無かったが、誰かが横でずっと見てくれてる気がした。<br /><br />「お袋」<br /><br />そうだよ。この暖かい手はお袋じゃないか、いつも俺が大変な時側にいてくれて見守ってくれたな。<br /><br />「俺もうダメみたいお袋、俺よく頑張ったよな？　いつも逃げてた俺が人助けまでしたよ。そうかお袋もよく頑張ったて言ってくれるのか俺もそっち行くよ」<br />みんなの声が遠く聞こえる。<br />終りがよければ最後もよしって言葉あったよな。俺の代わりに誰か幸せに生きてくれたらいいや。<br />「――俺引きこもりでよかったよ」<br /> ]]>
</content:encoded>
<dc:subject>小説</dc:subject>
<dc:date>2009-03-21T17:53:17+09:00</dc:date>
<dc:creator>daosuzu</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
</item>
<item rdf:about="http://sekigann.blog50.fc2.com/blog-entry-4.html">
<link>http://sekigann.blog50.fc2.com/blog-entry-4.html</link>
<title></title>
<description> 僕がまだ小さかった頃、どこまでもこの足で、どこまでも走っていけると思っていた。あの時、僕は何でどこまでも走れると思っていたのだろう？　去年大学合格して、十畳一間、家賃一万二千円、壁が薄くて隣の声は、筒抜け寮には学生と寮長先生のみ学校まで約十分、最高の立地条件だ。　周りにアパートしかなくて窓を開けて大きな声を出しても大丈夫。「山田先輩～」「おう、どうした山下」「玉子食べませんか」「俺のもあるのか」「
 </description>
<content:encoded>
<![CDATA[ 僕がまだ小さかった頃、どこまでもこの足で、どこまでも走っていけると思っていた。あの時、僕は何でどこまでも走れると思っていたのだろう？<br /><br />　去年大学合格して、十畳一間、家賃一万二千円、壁が薄くて隣の声は、筒抜け寮には学生と寮長先生のみ学校まで約十分、最高の立地条件だ。<br />　周りにアパートしかなくて窓を開けて大きな声を出しても大丈夫。<br /><br />「山田先輩～」<br /><br />「おう、どうした山下」<br /><br />「玉子食べませんか」<br /><br />「俺のもあるのか」<br /><br />「ありますよ」<br /><br />「うお、どうしたこの卵の量」<br /><br />「嫌～内海さんが」<br /><br />「……帰って来たのか」<br /><br />「はい」<br /><br />「いつも、この人は何してんだ」<br /><br />「これを持って来て食べろだそうです、養鶏場で働いていたの何とか言って眠ってしまいましたよ」<br /><br />　「ドン」、ぼろぼろのアパートのドアが勢いよく開いた。<br /><br />「うお～～～～～ここか卵を焼く匂いがするのわ」<br /><br />「うわ！　長谷川先輩、赤井先輩」<br /><br />「山田だけせこいぞ！　俺達にも食わせろ～～～」<br /><br />「大丈夫ですっていっぱいあるんで」<br /><br />「こいつら、どういう嗅覚してるんだ」<br /><br />　いっぱい卵を食べ僕たちはそのまま寝てしまい、気づいた時には、部屋には内海先輩と俺達しか残ってなくて、目ざまし時計を見たら一〇時だった。<br />　<br />　コンコンノックとドアが開いた。<br /><br />「起きたか、山下」<br /><br />「山田先輩どうしたんですか」<br /><br />「いやなあ～、言い忘れていたんだが……内海さん今日この人三年の期末試験があっただろう」<br /><br />「ウソ」<br /><br />「起こさないと呪われるぜ」<br /><br />「俺の時何て、毎日毎日思い出すだけ、ハハハハハハハ」<br /><br />「山田先輩どうやって起きるんですか、助けて下さい～～」<br /><br />「そうだな」<br /><br />　先輩は携帯を取り出した。<br /><br />「さあ～肩を組もうか、は～いチ～ズ」<br /><br />　パシャ、カメラの音が鳴った。<br /><br />「よ～し、これでOKだ」<br /><br />「えええええ、本当に大丈夫なんですか」<br /><br />「多分な」<br /><br />「え！　そんな～～～」<br /><br />「行くぞ、もうこれ以上遅れたらお前もこの人見たいになるぞ」<br /><br />「あ、俺もう少しだけ頑張って起こします」<br /><br />　木造アパートの階段をダッシュで降り、玄関の前までやってきた、所で窓から見た顔が！<br /><br />「俺をおいていったなぁ～～～」<br /><br />　超高速で階段下りてきて俺の前に現れる内海先輩。<br /><br />「あ！　俺の自転車」<br /><br />　強引に俺は自転車から叩き落とされ。<br /><br />「内海先輩、自転車返して下さい！！　俺が遅刻してしまいますよ～～～～～～～～」<br /><br />　僕は涙目にながら先輩を後ろを追い続けた。<br /><br />「はははは、後は任せろ」<br /><br />「何を任せたらいいんですか～～～～～」<br /><br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />「ははは、朝から山下～お前も大変だな」<br /><br />「そうなんですよ、聞いて下さいよ！　内海先輩が、俺の自転車奪ってくれたおかげで朝から遅刻ですよ！！　せっかく起こしてあげたのに」<br /><br />　ゼミ室で今話をしてる人は、僕のゼミの担当で杉山先生いつもいろいろ気を使ってくれて、いい先生だ。<br /><br />「毎年あいつこの時期試験受けれてないから、大変なんだよ。もう二年留年だからな」<br /><br />　トントン、ドアが開く音が聞こえた。<br /><br />「おう、山下来てたのか」<br /><br />「山田先輩？　その横にいる人誰ですか」<br /><br />「ああ、この子は俺の同級生の杉山咲って言うんだ」<br /><br />「は、はじめまして杉山咲っていいます」<br /><br />　彼女は、ちっちゃくて、少しでも強く握ってしまったら潰れてしまいそうでおびえた瞳、ピンク色の口びる心がざわめく何かにひかれそうで。<br />　ああ～僕は恋をしてしまったのか、これが一目ぼれって言うのか。<br /><br />「あ、山下努っていいます、あの一年生ですか」<br /><br />「山下非常に言いにくいんだがな、咲さんは三年生だ」<br /><br />「え！　すみません、先輩だと思わなくて」<br /><br />「うううううう」<br /><br />「ごめんなさい、知らなくって」<br /><br />「山ちゃん」<br /><br />「大丈夫だって、咲さん」<br /><br />「あのなぁ～、三人とも俺も話に入れてくれよ」<br /><br />「あ！　先生いたんですか」<br /><br />「いいさ、いいさ、どうせ俺は影が薄いですよ」<br /><br />「そんな、壁の端に行って暗くならないでくださいよ。先生」<br /><br />　木製のドアがカラカラと音を立て開いた。<br /><br />「ははははは、みんな来てるか」<br /><br />「内海さん」<br /><br />「内海さん来たんですか」<br /><br />「おう、山下、山田も来ていたのか、山々コンビだな。　ぷッ」<br /><br />「なんなんですか、内海さん最後のぷッって」<br /><br />「はははは」<br /><br />「ちょっと、内海さんも山田先輩もケンカしないでくださいよ」<br /><br />　内海さんは、山田先輩の後ろに隠れている、女の子に目線を変えゆっくりその子に近づいていった。<br /><br />「小人、ちょっと待っとけ」<br /><br />　突然、ゼミ室から勢いよく走り出て行った。<br />数分後、内海先輩はドアーフの衣装を持ち帰って来た多分、また演劇部から強引に持ち出してきたのだろう。<br /><br />「ふふふ、まったか小人」　<br /><br />　先輩怖いですよ、そんな奇妙な笑み浮かべたら。<br /><br />「こっち、こないで」<br /><br />「ちょ、内海さん恐がっているのでやめてあげて」<br /><br />「黙れー山田」<br /><br />　言葉を発したその時、山田先輩は背後に、内海さんが立っていた。両腕を捕まれ筋<img src="http://blog-imgs-1.fc2.com/image/emoji/i/63812.gif" alt="" border="0" width="12" height="12" />バスターを行う態勢になっている。<br /><br />「うお!　いつの間に俺の後ろに、移動したんですか」<br /><br />「うおおお!　俺の邪魔するやつはこうだ」<br /><br />　決ったー、ダブルラリアット！　口から泡吹きながら倒れてしまった。<br /><br />「うわあああ、山田先輩大丈夫ですか？　先生!　内海さんを止めて下さい」<br /><br />「どうせ、俺影薄いですよ」　<br /><br />「影薄くなんかないですよ、先生！　女子からも人気ですよ、知らなかったんですか」　<br /><br />「本当か」<br /><br />「本当ですよ」<br /><br />「やっぱり!　ははは、影薄くないよな。任せとけ山下、先生が内海を止めてやろう」　<br /><br />「うっす!　お願いします」　<br /><br />「見てろよ、内海はなこうやって止めるんだ、おい内海」<br /><br />「うん」<br /><br />　次の瞬間、先生の脇に手をまわした内海先輩は、先生を持ち上げた。<br /><br />「うお！　何するんだ内海」<br /><br />「まさか！　内海さん」<br /><br />　バックドロップか！　ドンと言う音と同時に先生は沈黙した。<br /><br />「先生……」<br /><br />　あ！　そうだ。<br /><br />「先輩これ以上暴れたら例のＤＶＤ貸しませんよ」<br /><br />　先輩の行動が止まった。<br /><br />「山下！！　例のとはまさかあれか！！」<br /><br />「はい、あれですよ、これ以上暴れるのだったら貸しません」<br /><br />「う！　し…仕方がないなぁ」<br /><br />　先輩は止まったものの、この部屋の惨状どうしたらいいんだろ。　はははははは。<br /><br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />　最近、お金もなく毎日寮に、閉じこもりパソコンを開く事が多くなった。別に引きこもりになったわけじゃない。　ただ、することがない。<br />　大学の後期試験も終わり長い休みに入り、二ヶ月は休みになる。先輩達も実家に帰り寮は静まり返ってる。<br />　いつもなら、この部屋に先輩たちが集まり大騒ぎになり、宿題を代わりにやってとかもう何か色々押し付けられるのに静かになるとこうも寂しくなるなんてな。　<br />　　　　<br />「ゴトッ」<br /><br />　押し入れから物音がする。<br />　<br />　何だ！　恐る恐る押し入れに近ずいて行く。　その時バット、押入れが開いた。<br /><br />「よう」<br /><br />「え」<br /><br />　鼻に黒い模様をつけたように、真黒になった内海先輩が出てきた。<br /><br />「え！　ええええ、いつの間に入ってきたんですか？　実家に帰ったんじゃないですか」<br /><br />「俺実家に帰るなんていったけ」<br /><br />「いや、寮に俺一人だけかと思ってたんで、それで、どこから入ってきたんですか？　まさか、こんなかにずっといたわけじゃないでしょ」<br /><br />「この穴から」<br /><br />　顔すくめ押入れを覗くと、壁に人一人はとれるだろう、異次元空間のような穴があいている。<br /><br />「ちょ！　何で穴があいてるんですか？　これ寮長先生にばれたら怒鳴られるじゃ済まないですよ」<br /><br />「押し入れなんて開けないって滅多に」<br /><br />「まあ、そうですけど」<br /><br />「納得いかない顔してるな、仕方がないなあ～～お前にいい話教えてやろう」<br /><br />「いやいいです」<br /><br />「お……お前最後まで話を聞くんだ山下」<br /><br />「分かりましたよ、なんですか」<br /><br />「山下お前、毎日退屈じゃないか」<br /><br />「あ、まあ、退屈ですけど」<br /><br />「バイトしてみなかい」<br /><br />「バイトですか」<br /><br />「探してたろ、してみないか」<br /><br />「まあ、先輩がいうならやってみますよ」<br /><br />「本当か！！　わかった店長には伝えておいてやるよ、ははははは」<br /><br />「何で喜んでるんですか」<br /><br />「喜んでないって」<br /><br />「そうですか」<br /><br />　数日後、先輩からメールが来た。<br /><br /> 寮からすぐ近くの商店街の中にある、コンビニに行くようにと書いてあった。<br /><br />「寮から近いな」<br /><br />　僕はそこまで徒歩で行くことにした。 少し変った空気を出している。<br />　商店街にどうも溶け込めていない。店に入ると、いかついおじさんが、出迎えをしてくれた。<br /><br />「いらっしゃい」<br /><br />「あの、今日ここでアルバイトの面接受けに来たんですが」<br /><br />「ああ～あんたか山田君の代わりにバイトしてくれると言ってたの」<br /><br />「奥入りいや」<br /><br />　ここいわゆる怖い人が、いる事務所じゃないのか、クッソ～～～山田さん僕を身代わりに使いやがったな。<br />まあ、そう思いつつもここまで来たら引き返すこともできず事務所の中に入って行くしかなかった。<br /><br />「今日から夜勤をやってもらいますがーーーそのなえた顔なんとかなりませんかーーー」<br /><br />「いや、なんとかなりませんよ！！」<br /><br />「そうかー残念や」<br /><br />「あんたは俺に整形しろって言うのか」<br /><br />「それで、今日から夜勤やってもらおうと思うんですが」<br /><br />「おい、無視かよ」<br /><br />「山田君の代理って事やからパートナーもそのままでいいか」<br /><br />「分かりました、じゃあ今日からで」<br />　<br />「二時か、まだ夜まで時間あるな、いったん帰るか」<br /><br />　夜に備え僕はアパートに帰り寝る事にした。<br /><br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊<br /><br />　ジジジジジジ。<br /><br />「うお、何だ目ざまし時計か」<br /><br />　時計を見ると、針は八を示していた。<br /><br />「もうこんな時間か、寝ると本当に時が過ぎるの早い」<br /><br />　そう一人で呟きながら、洗面台に向かい顔を洗い、歯を磨いて、風呂場に少しじんわりと濡れたＴシャツを脱ぎ捨て。<br /><br />その場に、あった適当な服を着てバイト先に向かった。<br /><br />商店街は、さすがに夜だからなのだろうか？<br /><br />人一人いない。<br /><br />「こんな、商店街によくコンビニつくったよな～～～」<br /><br />そんな事、考えている内にコンビニに着いた。<br /><br />「よう～～～山田君やっときおったか、待っててんで」<br /><br /> ]]>
</content:encoded>
<dc:subject>小説</dc:subject>
<dc:date>2008-11-28T22:53:51+09:00</dc:date>
<dc:creator>daosuzu</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
</item>
</rdf:RDF>